スライダー特集 ~基礎知識と機材選び、達人の活用法まで


三脚のパンニングや手持ちの移動撮影とはまた異なる表現力を持つスライダー。ビデオサロン4月号ではそのスライダーの表現力や基礎知識、そして撮影現場の活用事例まで含めて、スライダーの魅力に迫る。

スライダーの基礎知識

隔月連載「街のビデオ屋目線」の岡英史カメラマンが紐解くスライダーの基礎知識。まずは「パンニングとどう違うのか?」。椅子に座ったまま顔を左右に振るのがパンニングだとすると、椅子を動かして自分のいる位置(視点)を移動させるのが、いわばスライダーの役割。あらためて画にして見ると、意外なほど両者は違って感じる。
(誌面の解説とともに動画をご覧ください)
<スライダー特集①パンとの違い>

<スライダー特集②焦点距離および移動方向との関係>
最初の広角(横移動)では40cmほどの移動でも切り出し画角が大きく動き、木漏れ日が入ってくることで視覚刺激効果も得られる。次の望遠では80cmの移動でやっと木1本分動く。しかし被写界深度が浅いため印象強い画になり、被写体の表現力が浮き立ってもくる。同様に、奥行き方向の移動でも、広角・望遠で印象が変わる。

<スライダー特集③縦(上下)方向の移動、30cmの効果>
スライダーは横に動かすだけでなく、雲台の活用を工夫すれば上下方向に動かすこともできる(例はリーベックの雲台ALX Hを2つ利用)。また、30cm程度の短いものでも、視覚効果はかなりある。

スライダー全20本をチェック

また今特集では全20本のスライダーを集めて実機チェックを実施。載せるカメラ&雲台を総重量の違いで3ケース想定し、それぞれをスライダーに載せてテスト。その結果を誌面にまとめているので、興味のある人は必見。
<スライダー特集④室内テスト(例)>

<スライダー特集⑤S15+PLUS>
誌面でどうしても伝えきれないと感じたのが、エースビルのS15+PLUSの動き方。全長は30cm足らずの製品なのだが、特殊な構造により三脚使用では51cmの移動量となる。

<スライダー特集⑤KONOVA電動モーターシステム>
テストは手動(人間によるオペレーション)で行なってそのインプレッションを見たが、最後に、KONOVAの電動モーターシステムも試してみた。モーター音がするので実際に使うのは画だけの場合、となるが、想像以上に滑らかな動き。移動速度や方向、動き出しの速度なども設定できる。

●この動画はビデオSALON2016年4月号記事連動動画です。この動画に関する記事は本誌をご覧ください。
http://www.genkosha.co.jp/vs/backnumber/1557.html