【7・8・9月号記事連動】キヤノンXA20/25 完全使いこなし術とその秘められた映像力に迫る 


ビデオサロン2013年7・8・9月号でお届けしたシリーズ連載「新・定番カメラ キヤノンXA20/25完全使いこなし」report1~3 の記事より、絶対おさえておきたい使いこなし術のハイライト集。また、このカメラで撮影した映像も1本の動画にまとめましたので、この注目の1台に興味のある方、必見です。


ハイレベルの映像を実際にその目で


まずは、「ビデオカメラの決定版」とも言えるこのカメラ(XA20/25)で撮影した素材をまとめた動画をご覧ください。(撮影は2台のXA25を使用。この動画の全シーンとも、XA25で撮影したものです)

(撮影・編集:菅原 安)

report1. このカメラの基本性能と、レンズ能力そして操作の基礎を把握する


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 XA20/25(以下25で表記)のテストはそのまま実戦収録に通ずるところがある。操作系は家庭用のiVIS HF G10(以下G10)とほぼ同じだが、そこに余裕の表現力を持つ光学20倍ズームレンズを搭載し、画質もブラッシュアップされている。操作性・表現力・画質の3拍子が揃っているのだから、即実戦体制に入れるのも当然のこと。そこでレポート第1弾となる7月号では、実際のフィールドで新しく分かったことやG10由来の機能も含めて注目のカメラを解剖していく。
(以下、7月号より内容抜粋)
●ハイレベルな基本画質
動画でも確認いただいたと思うが、最初にやはりこのカメラの高レベルの画力を見ていただきたい。MP4、AVCHDそれぞれの60p画の高精細さには目を見張るものがある。若干MP4・35Mbpsのほうが遠景の花をよりリアルに描き出すが、AVCHDもなかなか。XA25では精細感が活きるプログレッシブ収録を基本と考えるべきだろう。
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録画モード MP4(60p・35Mbps) 1/60 F5.2 0dB
●強制逆光補正が実に使える
単純な+補正と今まで考えていたが、XA25のそれはまったく異なる高度な補正を見せる。作例の、逆光のためシルエットになっている山や、畑に映り込む山影部分に注目。オートでは暗いまま写っているこの部分が明るく補正され、自然な雰囲気にまとまっている。
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●完全掌握への第一歩=撮影モードを把握する
このカメラの操作の基本は前述したようにG10と変わらない。この操作系はHF Sシリーズから継承され、G10で完成の域に達したキヤノン家庭用フラッグシップ伝統のもの。AvやTv、Pモードという発想はスチルカメラを理解していたら分かりやすいモード設定だろう。
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P:カメラのオートプログラムに任せるモード。失敗は少なく、基本的にこのモードに任せて安心。
Tv:シャッタースピード優先モード。高速シャッターやスロー表現をしたい時に。
Av:絞り優先モード。被写界深度(ボケ)のコントロールをしたい時などに。外付けNDフィルター(後述)も合わせて利用したい。
M:マニュアル露出モード ↓
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シャッター、絞り、ゲインなど露出に関わるすべての値を撮影者が決められる。光をコントロールする道理を理解すれば、このモードで画作りは意のままになる。
<さらに使いこなす>
録画中はタッチパネル操作では露出値を変えられない。そこでカスタムダイヤルを「M」に設定してマニュアル露出をダイヤル操作できるようにしておけば、録画中でもコントロールダイヤルで露出調整ができる。
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●外付けのNDフィルター活用のススメ
F4〜F4.8までの間に1/2〜1/8のNDが自動的に入るNDオート設定を持つ本機。大きな光の変化でも良好な画質を得られる絞り値をキープし続ける。しかし、ボケ味を活かした開放絞りでの撮影や、暗所で絞りたい時など、画作りを考えた設定では問題となる場合がある。ここはXA25を使いこなす上で一番理解しておきたい箇所だ。
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NDフィルターは1枚は持っておきたい。(写真はND4)
●光学20倍超ズームのパワー
最広角 26.8㎜(35㎜判換算)
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最望遠 576㎜(35㎜判換算)
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手ブレ補正OFF時やスタンダードでは26.8〜576㎜と、実は公称の20倍を上回る約21.5倍のズーム比を持っているXA25。広角重視のワイド端の樽型収差はそれほど歪みを感じさせない。広角が広いだけにテレ端は576㎜とやや小さめの値となっているので望遠指向の人はコンバーターの利用も考えたい。

report2. 対応力の高さを生かして難条件でも妥協のない画を撮る


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XA25の深みのある高精細な画を目の当たりにすると、いやが上にも気持ちは盛り上がり撮像素子の資質をとことん探ってみたい衝動にかられる。そこで今回は撮像素子の真の実力が出る夜景撮影をはじめ、難しい画作りのレポートをしたい。夜景撮影はビデオカメラの総合力が試される。ノイズ特性はもちろんのこと、操作性の観点でも力を効率よく引き出せるかどうかが重要ポイントとなるのである。
結論から言うと、本機の1/30、F2.8、18㏈の設定は人が見ている世界そのもので、ノイズ感もひじょうに少ない。名機HF G10でも暗所は+18㏈までOKと思っていたが、同じ18㏈でもXA25のほうが品位が高く感じる。
(以下、8月号より内容抜粋)
●かなり暗いシチュエーションでも画の品位を保ち続ける
ノイズコントロールに秀でたカメラ=XA25は暗所を明るく描くことだけにとどまらず、質感と解像感とをバランスよく表現する。同じシチュエーションで露出(ゲイン)を変えてみると、+12dBではノイズは少なめだがやや暗く、+18dBで見た通りの明るさとなる。許容範囲内のノイズレベルでオススメ設定値。+24dBでは多少ノイズが出てくるが、綺麗さを保ちつつ見た目より明るく写せる。(下は+24dBの画)
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1/30 F1.8 +24dB
増感の上限を定めるAGCリミットはセミオート感覚でノイズコントロールが可能なので使いこなしたい。また、ゲイン値固定設定のマニュアルには最大感度(MAXdB)がある。これはとにかく明るさ重視で撮りたいという時に。
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●本当に真っ暗な場合の暗視取材にも対応
暗視取材を助ける赤外撮影機能も装備する。赤外撮影は人が感じられる光=可視領域から外れた世界を撮影する機能。野生動物の夜間の生態記録などで使われる撮影モードで、ハンドル部の赤外ライトをONにすると真っ暗闇でも対象物を光で脅かすことなく撮影できる。
60-2%E3%80%80IR%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88.jpg ハンドルユニットの前方に赤外(IR)ライトがある。見えないものまで撮りたい時など実に便利。
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▲赤外撮影(INFRARED)白色モード
●明るさ調整にも奥深い使いこなし法が
明るさ調整をかけたい時、一般的なEV補正を行うことがきっと多いと思う。しかし今回大きく取り上げたい露出補正は「強制逆光補正」。黒つぶれが減り、背景も飛ばさない魔法のような補正がかかる。業務機で行うニー設定やガンマ、ブラックストレッチなどを駆使して調整しているのだろう。その効き具合が調整できれば良いのだが、さすがにそこまではできないので、ピクチャー設定の「明るさ」と露出操作を組み合わせて細かく調整すれば、作例のような露出補正が可能となる。
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▲まずは補正なし(AE)の画。空の多い構図のため、建物や手前の花がややアンダー。
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▲+1.25EV補正した画。全体をプラス補正するので、建物や花の色は出てくるが空が飛び気味に。
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▲強制逆光補正をかけ、ピクチャー設定で明るさ-2補正した画。空や花、建物など全体を大切にしながら描き出せた。
●自分の意図にかなった色表現を
XA25のホワイトバランスの機能には色温度(ケルビン)を指定して設定できるモードがあるので、自分の意図に沿う発色を狙ってみよう。設定は作例を見ると理解しやすい。色温度を低く設定(数値を小さく)すると画は寒色系になり、逆の設定では赤味がかる。色は人間の視覚に大きく訴えるものなので、AWB任せから一歩出て、自分の表現を狙いたい。それには何事もまずは自分の表現イメージを持つこと、それが大事だ。
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▲3400K
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▲4000K
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▲4800K
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▲6000K
●フォーカスコントロールも楽しもう
TTLに加えて外部測距でフォーカシングするキヤノンはフォーカスに定評がある。フォーカスリングや拡大表示、ピーキング等のサポート機能を積極的に活用して、撮影者の意のままに正確なコントロールを行える。そのオートフォーカスは撮影者の負担を軽くしてくれるだろう。合焦した結果を求めるだけなら、XA25のAFに任せておけばまずまず安心だ。同時に、フォーカシングに伴う映像表現を堪能したいなら、XA25はそのコントロールさえも楽しめるカメラと言える。
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マニュアルフォーカスでぜひ試してほしいのが、「プリセット機能」との併用だ。マニュアルフォーカス時、“SET”ボタンでメモリーしたフォーカス位置を“ON”ボタンでいつでも呼び出すことができる。シビアなピント調整ではぜひ活用したい機能。
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新緑から右にカメラをゆっくり振りながら鳥に主体を移していくというシーン。上はその最後のショット尻の画。決まれば良いワンショットになるが、動かしながら鳥にぴたりと合焦させるのはなかなか難しい。ここでフォーカスプリセットの出番だ。この機能は合焦速度が速いのでゆったりめのピン送りには向かない。そこでパンをしながらマニュアルリングでゆっくりフォーカス操作し、最後の詰めでこのプリセット機能を効かせる、というワザ。高度なカメラワーク&ピン送り操作が確実にできる。

report3. 機能を完全活用して画と音両方の表現力を究める


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業務機としての位置付けのXA25だが、これほどいろいろに使えるカメラはない。仕事にビデオ作品作りに、また趣味の世界に持ち込んでも大いに楽しめる1台だ。最後のレポートとなる今回は思いきり好きなものを撮ってみた。昆虫、野鳥、SL、花火と、どんなジャンルにも追従してくる。映像面だけでなく音声面も、業務機ならではの充実した装備が撮影心を駆り立てる。
 業務用ハンディ機としては小さなカメラに分類されるXA25だが、その中身は中型機に匹敵する力を持っている。特に撮影ポジションが大きく制約されるシーンで、コンパクトながらも20倍を誇るレンズパワーが遺憾なく発揮される。マクロコンバージョンレンズなしでもある程度の拡大率が確保でき、また広角ワイドのマクロにもすぐに移行できるメリットがあるのは実にありがたい。
(以下、9月号より内容抜粋)
●レンズの高ポテンシャル+高機能で幅広い画作りができる
下に挙げているのは、望遠と広角マクロ両端の世界を捉えた例。本機の表現力の一例として被写体と背景の描き方のバリエーションを見てほしいのだが、その前に言っておきたいことがこの撮影はポジションの変更&カメラ操作という昆虫がいつ逃げてもおかしくない状況ということだ。最後まで比較撮影ができたことに実は凄い価値が潜んでいる。XA25が昆虫に警戒心を与えなかったからだ。つまりそれは、人物相手でもカメラを意識させない自然な撮影につながるだろう。
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▲レンズ:最望遠、撮影距離:140㎝、絞り:開放
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▲レンズ:最広角、撮影距離7㎝、絞り:F8
同じものを捉えても、まったく違う画が撮れる。実際はこの2枚のほかに焦点距離や撮影距離、レンズが生み出すさまざまな画が隠れているわけである。さらに最短撮影距離まで近付けば、また違う世界が見えてくる。画作りのバリエーションは撮影者の工夫次第で無限大に広がる。
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ワイド端近くでも近接撮影では美しいボケ味を描き出す。手ブレ補正を入れて手持ちの移動撮影を試みると、バックの丸ボケが廻りだす幻想的な画を楽しむことができた。
●音声関連機能にも注目
映像面だけでなく音声面の機能も充実しているXA25。紹介しきれないほどの機能を有しているので最終的にはどんどん触って使い込んでいってほしい。ここでは、その入り口となる部分を紐解く。
<内蔵マイクを使う>
オーディオシーン
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音声関連の機能を生かしたいなら、まずはこの「オーディオシーン」で「♪C」に設定しておかないといけない(初期設定の「♪STD」では音声関連メニューが設定できないようになっているので注意)。「♪C」→メニューで内蔵マイクの各種設定ができるようになれば、シーンに応じて最適の設定にしたい。下は菅原氏が考えるおすすめ設定の一例。
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音声関連メニュー(内蔵マイク)
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ウィンドカット(風音除去)ON/OFF、アッテネーター(大音量減衰用抵抗)ON/OFFのほか、下記設定ができる。
内蔵マイク周波数特性:ノーマル/低域強調/低域カット/中域強調/低高域強調
内蔵マイク指向性:モノラル/ノーマル/ワイド/ズーム
<外部マイクを使う>
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音声外部入力機能付きハンドルユニットがあるなら、音声機能も最大限に活用したい。ユニット左側面ボタンの中央部には外部マイクのON/OFF切替があり、これをOFFにすると内蔵マイクがONになる。インタビュー(外部マイク)・環境音(内蔵)という使い分けが簡単にできて便利だ。
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マイクはアツデンのSGM-PDⅡ(XLR入力)やSGM-990(MIC入力)等がマッチングがいい。写真は48Vファンタム電源のPDⅡ(3万円)。ユニットのマイクホルダーを使ってもいいが、マイクに付いてくる取り付けマウントのノイズ低減効果が良かったので、コールドシューに着けて使った。
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SGM-990はガンマイク的な超指向性のロングと、周りの音を自然に拾うショートの2ポジションが選べる。手頃価格(1万円)でオススメ。
<ワイヤレスマイク(聴き比べ)>61-2.JPG右のカメラにワイヤレス収録↓
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外部マイクとして、ワイヤレス(キヤノンWM-V1)も使ってSLを撮ってみた。写真は左のカメラが内蔵マイク収録、右のカメラがパラボラ⇒ワイヤレス収録。人気のSL撮影スポットのため、内蔵マイクのカメラ1には横に居並ぶスチルカメラの凄いシャッター音が記録された。一方のワイヤレスマイクにパラボラをつけたほうは、シャッター音のない素晴らしい音を録れた。これは、下の花火とともに動画を用意したので、ぜひ実際に耳で聴いて確認してほしい。
●光と音の競演・花火を撮る
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難しい露出も、XA25のシーンモードに用意された「打上げ花火」ではオーバーになることなく美しく花火を描き出す。近距離での花火撮影の場合、必ずアッテネーターを入れること。以下は花火撮影時の音設定。
(内蔵マイク使用)
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設定⇒オーディオシーン:カスタム
     マイクレベル:オート
     ウィンドカット:切
     アッテネーター:入
     周波数特性:低高域強調
     指向性:ワイド
▼Tvモード 1/30 6dB
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▼打ち上げ花火モード
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上段例は花火撮影での筆者オススメのTvモード、1/30~60、+6dB設定。この場合はそれよりも花火モードのほうが美しい色を出した。
●その実際の結果を動画で

[動画の主な内容] 
1)花火映像 ~シーンモード打上げ花火とマニュアル設定(Tv)の比較
2)SL映像 ~内蔵マイクとワイヤレスマイク(パラボラ仕様)の違い
3)XA25内蔵マイク・オーディオシーン設定2例、外部マイク使用4例
●ズーム操作も実に奥深い設定になっている
映像の品位を醸し出すスローズームや急展開の場面転換など、映像表現の上で欠かせないズーム操作。画角を変えるスピードとやりやすさが重要な意味を持つが、XA25のズーム操作はマニュアルリングも含めると何と5つのやり方から選べる。通常、ズーム操作はシーソー式のグリップズームだけで済ませてしまうが、それではもったいない。用途に応じて使い分ける術を身につけよう。
以下は、5つのズーム操作方法を、その優先順に並べた(仮に同時操作を行なった場合、優先される操作法の順番)。
①ズームリング
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②グリップズーム(シーソー式)
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③ハンドルズーム
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④タッチパネルズーム
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⑤リモコンズーム
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ズームの速度も使いこなしに合わせて細やかに設定可能
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カメラを振りながらのズーム操作は神経を使う。特にティルト操作が入るとズームレバーでの操作が安定しなくなる。そんな時は迷わず固定速度設定になっているハンドルズームを使うといい。やり直しはバリアブル設定も可能なグリップズームで。ハイスピード設定をONにしておくと、REC時でなければ元の画角に素早く戻すことができる。
▼ハイスピードズーム設定
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●その他、使いこなしたい機能満載の1台
XA25を使いこなす。それは、どこまでこのカメラの懐の深さを理解するかにかかっている。上に紹介しているズームひとつをとっても、その深さが分かるように、ユーザーが触れば触るほど、新しい発見や使える機能が掘り起こされていくだろう。
最後に、中でも注目してほしい3つの機能を挙げておきたい。
<ピクチャー設定>
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4つある設定項目のうち、よく使うのは「明るさ」。通常の明るさ(露出)コントロールは画作りに繋がるが、ピクチャー設定での「明るさ」は微妙な露出補正と捉えたほうが良い(=光の変化に追従するAEシフト機能として)。また、「色の濃さ」や「コントラスト」はユーザーの好みで設定するのに比べ、この「明るさ」はあくまで撮影シーンに沿って使うかどうかの選択をその都度判断する、という考え方を勧めたい。前述したように「色の濃さ」「コントラスト」は好みで設定する。やや元気な発色なので、菅原テスターのオススメは「色の濃さ -1~2」「コントラスト -1」。
▼ノーマル(色の濃さ±0、コントラスト±0)
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▼テスターオススメ設定(色の濃さ-2、コントラスト-1)
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<アサイン設定>
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全部で5つあるアサインボタンも絶対に活用したい。特にモニター枠下側の「2」は最も使いやすい箇所なので、この活用はポイント。初期設定ではPRE RECが割り当てられているが、ここはやはり絶大な手ブレ補正能力を持つパワードISを持ってきたい。
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<Wi-Fi リモート機能>
少し前までは遠隔操作はコストと手間がかかるものだったが、カメラにWi-Fi機能があればわずかな投資で可能だ(電動雲台は型落ちモデルで2万円弱)。モニタリングや録画操作等に使え、鳥の水浴びでは2000㎜相当の画を至近距離撮影で楽しむことができた。
63-3%E3%80%80%E9%AB%98%E6%89%80%E6%92%AE%E5%BD%B12.jpg←高所などモニターが難しい撮影で活躍。 63-4%E3%80%80%E9%87%8E%E9%B3%A5%E6%92%AE%E5%BD%B11.jpg←電動雲台と併用して遠隔撮影。
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シジュウカラの水浴びシーンを遠隔で撮影。警戒されずにいいシーンを撮れた。

キヤノンXA20/25

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ビデオカメラの決定版、現わる。あとはこの1台をどう使いきるか、だ。