9月28日に六本木で開催されたGoPro発表会「GoPro Launch」の模様をレポート。
GoPro Karmaの製品情報はこちら。GoPro HERO5/HERO5 Sessionの製品情報はこちら。
▲GoProシニア・バイス・プレジデントのジョージ ・ジェフ・ ブラウン氏。GoProのこれまでの歩みをプレゼン
▲HERO5 Sessionを手に新製品紹介を行うGoPro日本・韓国マネージングディレクターの吉川祥一氏。
空でも地上でも揺れの少ない映像をワンパッケージの製品で撮影できる…これが他のドローンにないKarmaの特徴だろう。一昨年頃からGoProのドローン参入の噂が囁かれ、ベールに包まれた製品が明らかになったのは9月20日に開催されたアメリカでの発表会。同日に新型カメラのHERO5やHERO5 Sessionも発表された。
▲KarmaにとりつけられたGoPro HERO5。ドローン装着時はカメラの表示がドローンのマークに変わる。
▲ジンバル部は取り外して手持ちのスタビライザーKarma Gripに搭載できる。パン・チルトのジョイスティックは非搭載だが、ボタンを押している間、カメラが固定される機能を搭載する
▲ジンバル部は取り外して手持ちのスタビライザーKarma Gripに搭載できる。パン・チルトのジョイスティックは非搭載だが、ボタンを押している間、カメラが固定される機能を搭載する
Karmaには障害物センサーや自動追尾機能などは搭載されていないものの、業務用の大型機のように機体とカメラの操作を2人体制で行えるなど独自の魅力もある。折り畳んで付属のケースに収納できるのもうれしい。
▲プロポ(Karmaコントローラー)は5型の液晶モニターを内蔵。タッチパネルで各種設定の操作ができる。自動離着陸のボタンを備える他、ドローンの飛行経路を設定し、操縦者が撮影だけに集中できるAuto Shot Pathsという機能を搭載。
▲飛行練習用のフライトシミュレーターもプロポ内のメニューとして収録されている。
▲GoPro Passenger Appというスマートフォンやタブレット向けのアプリを使えば、プロポで機体の操縦、スマホからカメラの操作という2人体制での運用も可能。
プロダクトとしての精錬度を増したGoPro HERO5とHERO5 Session
▲GoPro HERO5(左:47,000円[税別])とHERO5 Session(右:36,000円[税別])。電源が切れた状態でも本体上部のRECボタンを押すと、即座に電源が入り録画を開始する仕様になった
▲側面にはモード切替ボタン
▲HERO5の背面に液晶モニターが標準搭載され、タッチパネルで操作できる。メニューも大きく見やすい
▲側面のmicroUSBとHDMI端子。カバーは外すこともできる
▲底面にはバッテリーとmicroSDカードスロット
▲従来のGoProには手ブレ補正の機能はなかったが、今回のモデル(HERO5とHERO5 Session)から電子式手ブレ補正が搭載された。
▲「GoPro、写真」「GoPro、ビデオ」などと声で指示を出せるボイスコントロール機能も。別売の腕時計型リモコンを使うと離れた位置からもこの機能が使える
▲2.7Kの撮影モードまでになるが、超広角レンズの歪みを補正する「リニアモード」を搭載。画角はやや狭まるが見事に補正されていた
HERO4までの従来モデルでは防水には専用ハウジングが必要だったが、これに入れて録画すると、音声がこもってしまう課題があった。今回は2機種ともハウジングなしの単体で10mの防水性能を備え、これを解消しているという。両機ともに4K撮影に対応し、HERO5には液晶モニターが内蔵された。また、手ブレに加え、歪み補正機能も備える。そして、ユニークな機能に撮影者の声で司令を出せるボイスコントロールがある。製品としての精錬度を一層高めてきた印象のあるHERO5やHERO5 Sessionがどんなシーンで使われ、どんな映像を生み出すのか注目していきたい。
●Karma製品情報
http://jp.shop.gopro.com/APAC/karma
●GoPro HERO5/HERO5 Session製品情報
http://jp.shop.gopro.com/APAC/cameras/