2016年7月号で募集した読者モニタープレゼント。
当選した読者の方々から、少しずつレポートが集まってきています。
動画や画像も交えながら、順次掲載していきます。
さて、今回は
オーディオテクニカのATW-1702が当選した北海道札幌市の園部真人さんのレポートです。
この度はモニタープレゼントをいただきありがとうございました。
早速、活用させてもらいました。感想程度になるとは思いますが、結果につきまして報告させていただきます。
私は、個人としては趣味のビデオ歴約40年、教員をしながら、札幌市の視聴覚センターで子供向けの教材を制作してきました。退職して4年間、札幌市視聴覚センターに再就職し、現在は当センターのビデオ講師と教材ビデオの制作にあたっています。
制作は市内の社会科の教員グループと共に集団で行うことが多く、年に3本のペースです。ここ数年で制作した主なものは、「青少年科学館を見学しよう」「玉ねぎ農家をたずねよう」「さっぽろ雪まつり」「小樽北防波堤をつくる」「新千歳空港」「ガラスの町小樽市」「札幌市の各区の様子」などです。
すべてが地域教材で、市販されているものがないので、すべて自作しています。子供用のビデオ教材には必ずと言っていいほど、その道のスペシャリストの解説やインタビューが入り、子供たちが理解するのに効果を発揮します。そして、そのためにはインタビューマイクが必要となります。
私が使用しているカメラはソニーAX2000とキヤノンのXA20です。
両方ともXLRのマイク端子がついているため、インタビューには有線のマイクを使用してきました。しかし、機動力という点では難がありました。地面の状況や狭い場所でのコードの扱いは煩わしいことが多くあり、ワイヤレスマイクの使用が望まれていたところ、今回のモニタープレゼントをいただけることとなり、大変感謝しているところです。
早速、活用させていただきました。今回は2回の使用について報告いたします。
事例1 「スーパーマーケットに行こう」
子供たちにスーパーマーケットの1日の様子や苦労や工夫を紹介する教材です。店長さんのインタビューやレジや調理の担当者の話、バックヤードの紹介実況などの収録で活用しました。狭いところでの撮影のため、機動力のあるワイヤレスマイクは大いに役立ちました。
デジタル伝送のワイヤレスということで音切れやノイズが心配でしたが、まったく心配することなく、インタビューや現場からの実況の収録は無事終了しました。また、撮影場所がスーパーマーケットということもあり混信の心配もありましたがその心配も無用でした。
当初、トランスミッター側にバッテリー残量表示があるのに気付かず、電池切れになってしまいました。便利な機能があることに改めて驚きました。できればマイク側に残量表示がついているとより便利かと思いました。カメラシューへの装着の簡単でした。
マイクの性能については、オーディオテクニカのものについて普段から使用する機会があり満足しています。このマイクについてはやや大きく重いというのが実感でした。音質についての細かいデータはわかりませんが、教材に使う上でのインタビューや実況については、まったく問題なくクリアに収録されました。
事例2 修学旅行ビデオ
小学6年生の修学旅行記録ビデオでマイクを使用してみました。単なる記録よりも、子供のインタビューや実況中継が入ると、映像に臨場感が生まれます。
修学旅行などの移動が多い行事でのインタビューなどの音声の収録には、ワイヤレスマイクの使用は欠かすこともできないアイテムです。終了後、保護者への報告を考えると、リアルタイムでの臨場感を生み出す、子供たちの生の声の収録は不可欠でした。ここでも、「ATM-1702」は大活躍でした。起動力があり、カメラへの装着が容易であることが利点です。
だだ、機動力がある分、子供に使用させる時にはやや重いので落下が心配でした。高価なものなので気を付けて使用させましたが、何事もなく無事修学旅行記録ビデオは完成し、保護者にも視聴してもらうことができました。気を付けたいことは、スイッチの入れ忘れをチェックするためにはモニタをすることです。特に子供に使用させる場合には特に気を付けたいものです。
今回は、遮蔽物のあるところや遠く離れたところの音を収録する機会はなかったので、効果のほどは今後の活用にゆだねたいと思います。今回の旅行記録の撮影を終えての結論は、この「ATM-1702」は操作が簡単、収録された音声もクリアであることから、子供でも扱えるほど利用価値が高く、これからも大いに活用する機会が増えるだろう思います。以上、雑駁ですが報告といたします。
関係の皆様に心からの感謝を申し上げます。
オーディオテクニカATW-1702の製品情報ページ