櫻井雅裕のNABレポート~キヤノン編
キヤノンブースは定番の放送用ハンディ・箱形レンズのテスト撮影コーナーによる展示のほか、XHシリーズHDVカムコーダーを重点展示。特に北米で人気のあるシネスタイル撮影を全面に押し出してPRを図っていた。
サードパーティ製のマットボックスやフォローフォーカスの装着のほかに、DOPアダプターを介してスチル用レンズなどを装着して展示。テスト用の被写体にも映画のワンシーンのような絵になるセットを作り、システムアップの効果をより実感できるよう趣向が凝らされていた。
このほかに、発売以来ホットな話題を独占している1080/30pでの動画撮影が可能なスチルカメラEOS5D MarkⅡも業界関係者の関心を受けて大規模の展示。出そろってきたサードパーティ各社のアクセサリーを装着し、シネスタイル中心の展示を行なった。特に北米ではXH H1のようなセミショルダータイプのスタイルや、EOS5D MarkⅡに各種アクセサリー(彼らはガジェットと呼んでいる)をあれこれと付けてオリジナリティのあるシステムアップを図ることに人気が高く、来場者は次から次へと手に取り、感触や使い勝手を確かめていた。