ソニー、パナソニック、キヤノンのビデオカメラメーカー3社以外のブースで見かけた
気になるカメラやレンズを紹介。
放送/業務用カメラ用のバイアブルNDフィルター
▲フジノンブース。NHKと共同開発の可変式NDフィルターアダプターを展示。デジタル一眼用のレンズフィルターから端を発したND濃度をバリアブルに変えることができる機能が放送/業務用のカメラにも波及した。2枚のグラデーションを変えたNDフィルターを逆相に重ねることで、クリアーから1/64まで濃度を変えることが可能になった。従来どおり、ワンタッチでNDなしから1/4、1/8、1/32、1/64を選択できるほか、アダプターの下側に備わるダイヤルで濃度を自由に選択できる。可変式NDフィルターの欠点と言われる色の変化を抑えつつ、最大透過率が90%とすることで、放送/業務用としてのスペックを満たすことにはこだわったという。現在はアダプター式だが、将来的にはレンズに内蔵する方向で開発を進めているという。とても楽しみだ。
5Kの撮影にも対応するREDのEPIC-M
▲西華産業/RED Digital Cinemaブース。最大5048×2700の画像サイズでのハイスピード撮影も可能にするREDの「EPIC-M」。キヤノンのEFレンズ用マウントアダプターも用意され、動画だけでなく、スチル系のユーザーも積極的に取り込むという。EPICは128GBのSSDを4枚、バッテリーなどのアクセサリーとのセット販売で、600万円。EFマウント用のアダプターは22万円を予定。
さらに、数年前からアナウンスされていたSCARET(スカーレット)-Xもついに正式に発表された。ボディはほぼEPICと同等で、ただし5Kが1~12コマ/秒、4Kが1~30コマ/秒、1080pが1
~60コマ/秒となる。キヤノンEFマウント採用。価格は9750ドル(国内オープン価格)となり、E300よりもスペックでは上回り、価格では安いということになる。
微速度撮影用 3軸モーションコントロールシステム
▲西華産業ブース。写真を一定時間ごとに撮影し、それを連続表示することで長い時間を一瞬で再生して楽しむライムラプス。この「MotionTimer」システムはシャッタータイミングだけでなく、レール移動、3軸オペレーションまでPCで制御することで、これまでにないダイナミックで高画質な微速度撮影を可能にする。デモ映像はとても素晴らしく、カメラ位置を変えながらの微速度撮影はとても魅力的だった。
ハイスピードカメラ9台を同時コントロール
朋栄ブース。ハイスピードカメラVFC-7000のデモ。大道芸人のパフォーマンスをいろいろなアングルで設置したカメラ9台の同期を取って同時に撮影。録画のタイミングの同期はLAN接続したコントローラーで取る。カメラのスイッチングは、今回特別に製作したPCソフトで行う。スポーツ中継などでの利用を見込んでいるとのこと。スポーツ中継のリプレイがマルチアングルになっているのを想像すると、楽しそうだ。
GoPro新シリーズも登場!
銀一ブース。GoProの新シリーズが登場。新たにHDMIとマイク入力も搭載し、生中継などでも扱いやすくなった。前モデルと比べて、画質も向上されているという。写真左がGoPro2。価格は、3万円台前半を予定しているという。