録音素人の編集部員がプロのアドバイスを受けて、リニアPCMレコーダーでの音楽収録に挑戦するというチャレンジ企画です。撮影、編集は本誌でもお馴染み、まるやまもえるさん(@bluesniff)。出演は、なんと空気公団(@kukikodan_news)のみなさん。今回はニューアルバム「春愁秋思」から『まとめをよまないままにして』のプロモーションビデオを撮影することになりました。
本誌6月号でもレポートしておりますが、録音の世界は奥が深いですね。いろいろとハプニングもありましたが、なんとか完成、公開できることになりました。どうぞご覧ください。
撮影風景
今回のPVは、調布市つつじヶ丘にある神代団地で撮影しました。レトロな雰囲気が漂う団地でした。撮影中は、ちょうど近所の保育園が終わった時間で、まるやまさんが、その場で子供たちと親御さんに出演交渉。みなさん、快く引き受けてくださいました。今回は4つのレコーダーの音源を使用してPVを作りました。使用機材と各マイクの役割は下記の通りです。
◆今回使用した機材
<ボーカル用>
・XLR端子対応 リニアPCMレコーダー ズームH4n
・ボーカルマイク シュアBETA 58A
<全体用>
・XLR端子対応 リニアPCMレコーダー ズームH4n
・ステレオマイク ロードNT4
<楽器仕込み用>
・リニアPCMレコーダー オリンパスLS-7
・単一指向性モノラルマイク(ピンマイク) オリンパスME52W
撮影終了後の後日談
撮影を終えて、ファミレスで撮影データの確認とバックアップの作業をしていたまるやまさんと編集部員は、データを確認して愕然…。H4nにボーカルマイクをつけて、録音していた音源が、いつのまにか内蔵マイクの音と切り替わっているという失態に気づいたわけです。録音中はレコーダーをHOLDの設定にしておくべきでした…。空気公団のみなさん、ごめんなさい!
本来ならば、再撮すべきところでしたが、スケジュールの都合でそれも難しく、苦肉の策として、撮影した映像をiPadで再生しながら、ボーカルのみを同じ機材を使って録り直しました。
今回のPVは、来年1月に発売予定の空気公団のDVDにも収録されることが決まりました! みなさん、ぜひチェックしてみてください。
◆空気公団のホームページhttp://www.kukikodan.com/
◆機材協力
株式会社ズーム、オリンパスイメージング株式会社、ヒビノインターサウンド株式会社、ロード(株式会社サウンドハウス)