Inter BEE 2008 レポート~編集編


幕張メッセで開催されたInter BEE 2008からノンリニア編集やオーサリング編集に関するトピックスをレポート。


◆H.264/AVCエンコーディングをリアルタイムに行う
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東通産業ブース(4202)で展示されていた分散エンコードシステムTSPE-1000 Tower。エンコードソフトウェアにはソニーのBAE-VX1000を使用し、5台のコントロールPC(10CPU、40コア!)を使って分散エンコードすることで、H.264/AVC変換をリアルタイムで処理する。ブルーレイタイトルの制作時間を大幅に短縮できる。
◆ブラックマジック、Adobe Premiere Pro CS4でデモ
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ブラックマジックデザインのブース(4403)では、Intensity ProからDeckLinkシリーズを一同にデモ。SDIの入出力にも対応するDeckLink HD Extremeでは、早くもAdobe Premiere Pro CS4を使ってのデモも見ることができた。HDMI経由で編集中の映像をモニターするだけでなく、HDMI入力から非圧縮で取り込むメリットも力説。実際に運用している現場では、Intensityは取り込み専用で使い、SDI出力にも対応するDeckLinkシリーズで編集し、完パケを納品するというような運用がされているという。
◆自動盤面印刷ディスク複製器がBD対応
リマージュジャパンのブース(4404)では、ネットワークで経由でのディスクへの書き込みと高品位なラベル印刷を可能にするProducer Ⅲシステムを展示。DVDだけでなくBDにも対応するが、面白かったのが参考出品としてデモされていた、P2カードに保存された映像をBDに自動バックアップできるQuickDisc。P2カードのデータをBDにバックアップするだけでなく、ラベル面には保存した映像の最初と最後のサムネイルを印刷し、内容確認を容易にしている。
 また、Rimage Professionalを使ったコムワークスのオンデマンドBlu-rayオーサリングシステムも展示。オーサリングからディスク作成管理、そしてデータ書き込みとラベル印刷までを一貫して行える。小ロットのBD作成に対応できる。
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▲リマージュジャパンのRimageシステム
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▲Rimage ProducerでバックアップするP2カードアーカイブソフトQucikDisc(参考出品)
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▲コムワークスのディスク作成管理ソフト「写楽 for Rimage」
◆Matrox Axio LEもAdobe Premiere Pro CS4でデモ
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マトロックスのブース(5608)のブースではMatrox Axio LEとRT.X2などを展示。Axio LEに関してはAdobe Premiere Pro CS4でデモを行なっていた。
◆メインコンセプト、MPEG Pro HD 4をお披露目
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メインコンセプトのブース(5503)では、Adobe Premiere Pro用プラグインソフトの新バージョン「MPEG Pro HD 4」のデモをCS4上で見ることができた。製品は来年初頭の発売予定。v3ではたくさんの出力形式をサポートしていたが、新しいバージョンでは、ユーザーが必要な形式だけを選択してライセンスを購入できるように変更予定。選択できるのは「Comsumer(HDV、AVCHDなど)」、「XDCAM」「P2 AVC-Intra」「P2 DVCPRO SD&HD」の4項目。もちろん、複数を購入して必要な分だけ設定できる。
◆エルザジャパン、話題のグラフィックボード「NVIDIA Quadro CX」をデモ
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エルザジャパンのブース(8308)では、AdobeのCS4シリーズに最適化して話題のグラフィックボード「NVIDIA Quadro CX」を展示。Adobe Premiere Pro CS4で使用すると、GPUによる高速H.264エンコードやリアルタイムエフェクトなどが可能になる。実際に専用のプラグイン「ETI RapiHD」を使用したH.264出力のデモを見ることができたが、1920×1080の素材の出力が約半分の時間で完了していた。さらにPhotoshopやAfter Effectsでの効果も確認できる。
◆AJA VIDEO SYSTEMSのプロダクトマネージャーにインタビュー
ビデオカードの定番のKONAやProRes422のハードウェアコーデックを内蔵したインターフェイスボックスIo HDを出しているAJAのプロダクトマネージャーJON THORN氏(写真右)とマーケティング戦略担当のSARAH MASON氏にインタビューした。
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まずはIo HDについて、最近出てきたマトロックスのMXO2(価格は約半分/後述)と比較しても優位点について聞いたところ、それに答えるのは簡単だと前置きした後、以下のポイントを列挙した。
・インジケーターやコネクターなどユーザーインターフェイスに優れていること
・ハードウェアコーデックを内蔵しているので、ノートでもProRes422HQが使えること
・ダウンコンバートのみでなく、アップコンバートも可能なこと
さらに、最新のバージョンアップによって、PCから切り離してスタンドアローンでもコンバーターとして使えるようになった。
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▲あらかじめ入出力の設定を決めてから、「Burn」をクリック。Macから外しても設定は固定されている。
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▲各種コンバーターの新製品。HDMIからHD-SDIへの変換、HD-SDIからアナログコンポ0年とに変換するものなど、プロシューマーユーザーの要望に応えるものも登場。
◆ブラックマジックのWeb配信用のハードウェアエンコーダー
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▲ブラックマジックデザインのVIDEO RECORDER。春のNABで発表された製品がようやく出荷された。アナログコンポーネント信号をH.264に変換するアダプター。キャプチャソフトも同梱。iPod用、YouTube用などの設定がある。
◆マトロックスのMXO2
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こちらも春に発表されていたマトロックスのインターフェイスボックス、MXO2。ようやく出荷が始まった。MXOはプレビューのみだったが、MXO2は、入力にも対応。ただしハードウェアコーデックは内蔵せず、信号変換のみ。
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▲MXO2はDC入力でも使用が可能。
●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/