サイコムブースでは、ワークステーション向けの新モデルが展示されていた。特に印象的だったのが、CPUとGPUを独立したループで水冷化したハイエンド機「Lepton Hydro WSX870A」だ。高発熱パーツをそれぞれ最適に冷却できる構成で、8K NRAWでのDaVinci Resolveでの映像編集でのパフォーマンスの高さをアピールしていた。

CPUはAMD Ryzen 9 9950X3D。GPUはGeForce RTX5090 32GB。
サイコムの独自技術で水冷化したGPU

もうひとつの注目モデルは、省スペース筐体にハイパフォーマンスを収めたLepton Mini B850A。小型ながら高い拡張性を確保しており、編集・CG制作の現場で求められる処理能力をしっかり備えている。ブースでは実機の静音性も展示ポイントとなっており、デスクサイドでの運用を意識した設計が印象的だった。

Lepton Mini B850AはCPUがAMD Ryzen 9 9950X。GPUはGeForce RTX5070Ti 16GB
ケースを明けた状態。ケース自体も小さな穴が明けられたボードを使用しており、エアフローも考慮。こちらのGPUも水冷化されている。

全体として、サイコムは“用途別に最適化されたクリエイター向けPC”というコンセプトを明確に打ち出しており、現場目線のプロダクトが揃っていた。