ブラックマジックデザインは、NABで発表されたハイエンドの映画制作用のシネマカメラURSA Cineの2ラインナップの実機とApple Vision Proのイマーシブビデオの作成が可能なカメラ、URSA Cine Immersiveカメラのモックアップを展示した。URSA Cineの開発担当者が来日し、業界関係者に対して現状のカメラ仕様について説明を行なった。
URSA Cineの17K 65は、その名の通り、65mmラージフォーマットを撮影可能なシネマカメラ。17520 x 8040の65mm RGBWセンサーを搭載で、16ストップのダイナミックレンジ、8TBのメモリーに対応した内蔵クラウドストレージモジュールを採用。価格は4,718,000 円と発表されている。
URSA Cineの17K 65とURSA Cine 12K(RGBW 36x24mmセンサー)はともに左右に液晶パネルを採用。カメラマンからも助手やスタッフ側からも両方モニタリングと操作が可能。
URSA Cine Immersiveカメラはモックアップのみ。2つのレンズと2つのセンサーで撮影し、センサーは両目それぞれが8160 x 7200解像度。ファイルとしては統合して記録される。ポストプロダクションのワークフローもブラックマジックデザインから提供され、DaVinci Resolveで可能になるという。