ホール8を降りたところのすぐにある目立つブースがサムスン(Samsung SSD)。ビデオサロンが担当しているSamsung SSD Worldでは会期の直前に3台のカメラとSSD(T7 ShieldとT9)の組み合わせの現状についてレポートした(こちらから)。その実機の組み合わせを展示していた。ソニーのFX3/FX3A/FX30はファームアップによってHDMIからのBRAW出力に対応。ブラックマジックデザインのVideo Assist 12G HDRに接続したSSDにBRAW収録できるようになるなど、昨今カメラで採用されている動画RAWの収録メディアとして大容量・高速のSSDが注目を集めている。

最近のテレビ番組やYouTubeで使われるアクションカメラは大半がmicroSDカードを使用しているが、使われる台数が多いので、そのオフロードの時間も大変になる。できるだけ速いカード、たとえばSamsung P9 microSD ExpressCardとUSB 3.2 Gen2のカードリーダーを利用してポータブルSSDのT9にコピーすれば非常に高速になるということを実測して示したもの。

そのカードからのコピーだが、現場ではPCなしでもコピーできるシステムが求められている。ClouZen Tainerを使えばPCなしでSDカードから安全かつ高速にコピーできる。さらに外付けのSSDとしてT9にバックアップを取ることもできる。

映像制作をさらに効率化するにはクラウドの活用も欠かせない。カメラやiPhoneとSSDを組み合わせて収録しながら、Blackmagic Cloudにアップロードするデモを会場で見せていた。

これが実現することで、撮影現場(プロダクション)とデータマネージメント、ポストプロダクションを分散してスピードアップだけでなく、地方にいる人材を編集に活用するといったワークフローが可能になる。