ビデオサロン12月号の特集「小型デジタルシネマカメラ時代がやってきた!」の関連動画です。
SIGMA fp篇
まず最初に田村雄介さんによるSIGMA fpのレポートの関連動画。
テストも兼ねて、いくつかのレンズを使い、さらにMOV(TONEを選択)と12bit Cinema DNG RAWをシーンによって使い分けてショートクリップを作っていただきました。
LUMIX S1H篇
続いてLUMIX S1Hは、ふるいちやすしさんの「私は8年ぶりに自分のシネマカメラを換えることにした」。メインのカメラをソニーのFS100から、LUMIX S1Hに変更する決意表明のレポートです。
同じくLUMIX S1Hのレポート。夏にはS1のレポートをしてS1を購入したOsamu Hasegawさん。前号ではS1Hをレポートしていただきましたが、悩んだ末に結局、S1Hも買われたそうです。そのためのレンズ選びで、シグマから35m F1.2 DG DNと35mm F1.4 DG HSMの2本をお借りして、自分が使うシチュエーションで使ってみてレンズ選びを検討してみるというレポート。
スペックが近い2本のレンズですが、F1.2はEマウントやLマウントなどショートフランジバックのミラーレス一眼のために新設計されたレンズ、F1.4のほうはEマウント、Lマウントがあるのですが、もともとはEFなど「一眼レフ」のために設計されたレンズをフランジバック分を伸ばしてマウント変更したもの。
その描写も動画であっても結構違うなあというのが以下の2本を見た印象です。F1.2のほうが輪郭線が細い精細な再現になっているのが、YouTubeであってもよくわかると思います。
同じくLUMIX S1Hを、すでにS1を導入している第二映像企画の宮本裕一さんに、イベント収録の現場で使っていただきました。S1Hはこういったインタビューやイベント取材に使われるのが多いでしょうから、読者の実際の用途に近い使用例だと思います。
BMPCC篇
そして最後にブラックマジックデザインのBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kと6Kです。最近のWEBムービーやMVの現場は、予算があればARRIのALEXA MiniやAMIRA、そこまで予算がなければ、BMPCCという流れになっているようです(カメラの金額の桁が本当に一桁違いますが)。BMPCCを試しに使ってみて、これは充分使えるということが分かって、続々と使われているようです。
ここでは、田苑酒造の焼酎、ENVELHECIDAのWEB CMにBMPCC4Kを使ったケースを紹介。ディレクターの向井拓也さんと、撮影の大橋翔さんにお話をききました。
そして今年の春に大学を卒業して以来、数々の現場で撮影、照明、グレーディングを担当して活躍している林大智さんは、この2ヶ月で7、8回は使ったというくらいBMPCCの使用頻度が上がってきたといいます。高校生時代にブラックマジックデザインのカメラを使い始めて、撮影とグレーディングを繰り返してきたことが今の自分につながっているという林大智さんは、まさにポケシネの申し子と言えます。
林さんの作品一覧はこちらから https://www.dhayashi.com/
当時高校生だった松本花奈監督の『脱脱脱脱17』(2016年)の撮影、グレーディングを担当。
この夏にBMPCC4Kで撮影した仕事。
POVシーンのカットでBMPCC4Kを使用したWEB CM。