After Effectsで作るMOTION GRAPHICS入門 Vol.11「高級感の演出に 最適なゴールドテキスト」



◉作例・解説 金泉太一(Cross Effects)
岩手県宮古市生まれ。Cross Effects代表。ビデオグラファーとして活動し、
After Effectsでのモーショングラフィックスやインフォグラフィックスを得意とし、
YouTubeでもチュートリアルビデオを公開中。http://cross-effects.com/

●この記事はビデオSALON2019年1月号より転載

 

第11回 高級感の演出に最適なゴールドテキスト

今回ご紹介するのは高級感を演出したい動画などに使える「ゴールドテキスト」の作り方です。単にグラデーションでゴールドにするだけではなく、テキスト表面にリフレクション(反射)をつけることで、よりリアルな質感を作れます。

 

作り方/How to Make

STEP1:ベースとなるテキストの作成

①まずAfter Effectsを開いて、[プロジェクト]パネル下にある(A)のアイコンをクリックして、新規コンポジションを作成します。コンポジション名は(B)[Text_Original]とし、 ここではプリセットを(C)[HDTV1080 29.97]に設定して[OK]をクリック。

 

②次に(D)[テキストツール]を使って、お好みのテキストを入力します。今回は「PREMIUM」と入力しました。文字色や書体の大きさは右写真のように設定しています。

 

③[整列]パネルにある(E)のボタンを押して、上下左右を中央揃えに配置します。(F)[アンカーポイント]ツールを使ってアンカーポイントをテキストの中央に配置します。

 

④画面上の[レイヤー]メニューから[レイヤースタイル]>(G)[グラデーションオーバーレイ]を選択。黒い文字なので見やすくするために[ビューアー]の下にある[透明グリッド]に表示を切り替えると上のような見た目になります。

 

⑤先程作成したテキスト(PREMIUM)の[レイヤースタイル]から[カラー]にある(H)[グラデーションを編集]を押すと右の画面が開きます。(I)[カラーピッカー]でグレーを選択した後に(J)[カラーの分岐点]を指定する(後で調整するので、ここでは適当に6箇所指定)。

 

⑥次に先程作成したテキスト(PREMIUM)を選択して複製(K)して下層に配置。[テキスト]タブの(L)[ソーステキスト]をAlt+クリックして、(M)[エクスプレッション]を追加できるようにします。

 

⑦複製したテキスト(PREMIUM2)の[ソーステキスト]と最初のテキスト(PREMIUM)の[ソーステキスト]を(N)[ピックウィップ]で結びます。これでPREMIUMとPREMIUM2が連動し、片方のテキストを打ち変えればもう片方も同様に変更されます。

 

⑧次にPREMIUM2のテキストを選択し、[文字]パネルの(0)をクリックして文字色を「塗り」から「線」の表示を変え、PREMIUMよりも若干太くなるようにサイズを調整します(お好みでOK)。[透明グリッド]をOFFにして黒い画面にすると上のように見えます。

 

⑨今度は、線の表示変更したPREMIUM2の[グラデーションエディター]を開いて、先程PREMIUMで設定したグラデーションと色味が被らないように微調整します。(お好みでOK)

 

⑩最後に線のテキストをもう一個複製し(PREMIUM3)、[トランスフォーム]タブから(P)[スケール]のX軸のみを若干太くします。その後同様に[グラデーションエディター]で微調整します。テキストに立体感が出てきましたね。

 

⑪複製したレイヤーを選択して、プリコンポーズして一つにまとめます。コンポジションの名前は[Text_Main]にしました。

 

⑫コンポジションに[エフェクト]メニューから[カラー補正]>[色合い]を適用し、[エフェクトコントロール]の[色合い]にある[ホワイトをマップ]のカラーを黄色・オレンジ付近(白ヨリ)の色を選択すると下のようになりました。

 

⑬最後にエフェクト[CC Light Sweep]をテキストに適用します。エフェクトを2つ複製してCenterをズラして配置して、光輝いている様子を作ります。

 

STEP2:リフレクション(反射)の作成

①STEP1-1と同様に新規コンポジションを作成。コンポジション名は[Reflection]としました。タイムラインパネル上で右クリックして[新規]>[平面]で平面を作成。名前は[Fractal Noise]としました。

 

②作成した平面に[エフェクト]>[ノイズ&グレイン]>[フラクタルノイズ]を適用。[エフェクトコントロール]で設定を左上のように変更すると右上のような画面になります。

 

作成した平面に[エフェクト]>[ディストーション]>[タービュレントディスプレイス]を適用。

 

④[エフェクトコントロール]で設定を変更。(A)[展開]をAlt+クリックしてエクスプレッションを開き、上のように入力。

 

⑤これでリフレクションが完成しました。このコンポジション[Reflection]をSTEP1で作った[Text_Original]コンポジションに配置します。

 

Reflection]コンポジションに[エフェクト]>[チャンネル]>[マット設定]エフェクトを適用します。[エフェクトコントロール]で[レイヤーからマットを取り込む]を[2.Text_Main][ソース]に設定しました。

 

⑦次に[Reflection]コンポジションの[描画モード]を[スクリーン]に変更し、キーボードの[T]を押すと[不透明度]タブが表示されるので、数値を[30%]に下げれば完成です。

 

あとはお好みで光の素材を追加したり、テキストに動きなどをつければリッチテイストなゴールドテキストのできあがりです。ぜひ試してみてください!

 

 

ビデオSALON2019年1月号より転載

vsw