2011年8月号の読者投稿コーナー「ビデオパーク」に掲載した作品です。


スポット紹介
『流氷 -春を求めて-』(3分33秒)

武山 清さん(北海道釧路市)
撮影/ソニーHDR-HC1
編集/プレミアプロCS4

日本でもオホーツク沿岸だけ、それも限られた時にしか見られない流氷が浮かぶ景色。それだけでも貴重で飽きない映像。
<ベスト・マンスリー賞>
山と共に生きてきた歴史と知恵を静謐に描きあげる
ドキュメント
『山に生きる』(7分38秒)

羽鳥允祥さん(山形県米沢市)
撮影/ソニーHVR-HD1000J
編集/DV-7DLプロ

昭和初期まで続けられてきた、すべて人の力だけによる木こりの再現作品。ナレーションもなく必要最低限のテロップで淡々と構成され、むしろそれが何とも言えない臨場感となり、山の雰囲気が伝わってくる。1人でも多くの人に見てもらいたい作品。
歴史ドキュメント
『或る「小倉日記」伝』(8分)

松井秀夫さん(福岡県北九州市)
撮影/ソニーHDR-HC7
編集/プレミアプロCS3

小倉周辺各地を取材し硬派なタッチで描く、作者真骨頂の力作。「小倉日記」を巡る2重の物語を落ち着いた画角で見せている。終盤の、作者の答えともとれる九州の雪の映像が印象的。
地域紹介
『伏見稲荷とお山巡り』(7分57秒)

関口 豊さん(埼玉県狭山市)
撮影/ソニーHDR-XR520V
編集/プレミアプロCS5

名前は知っていても実態を知らない観光地。そんな謎を解き明かす作者の今回の場所は、全国の稲荷神社の総社である伏見稲荷。オーソドックスながら見応えある1本に仕上がっている。
ドキュメント
『だるま市の深大寺』(5分45秒)

田中憲司さん(東京都調布市)
撮影/キヤノンEOS 5D MarkⅡ
編集/エディウス6

日本三大だるま市の深大寺を作者得意の移動ショットで練り歩き。だるまの赤と梅の桃色が一眼ムービーに映え、世界が形成される。テロップまでこだわった「和」テイスト」の一作。
映像詩
『朝焼け と…』(4分10秒)

小野寺久夫さん(岩手県八幡平市)
撮影/ソニーDSR-PD170
編集/エディウスネオ3

夕焼けほど人気がなく、何かと分が悪い。そんな朝焼けに眼をつけ、数年に亙って撮り貯めた朝焼け集。着眼点と根気が光る作品。雄大な朝焼けのラッシュには圧倒される。
ビデオスナップ
『乾杯』(3分34秒)

青木高男さん(神奈川県横須賀市)
撮影/パナソニックNV-GS70、ソニーHC9・VX2000
編集/リニア

名曲ヴェルディの「乾杯の歌」に乗せて、自宅の庭への小鳥たちの訪問記。小鳥の観察ビデオを歌にのせての楽しい構成。最後のジョークも味があってなかなか。
散策ビデオ
『中野・江古田散策』(8分)

高木 茂さん(東京都西東京市)
撮影/キヤノンHF S21
編集/エディウス5.5

身近な場所の良さを伝えてくれるシリーズ。今回は今や世界に通じるオタクの聖地・中野ブロードウェイから新井薬師、哲学堂、江古田界隈。
地域紹介
『金戒光明寺をたずねて』(6分50秒)

蜷川貞美さん(千葉県佐倉市)
撮影/ソニーHDR-XR550V
編集/ビデオスタジオX3

京都くろ谷、金戒光明寺を散策する作品。手持ち撮影ながら、落ち着いたBGMとナレーションでしっとり仕上がっている。ラストカットのロングの画が印象的。