連載◉ふるいちやすし

遠くへ出かけてはいけない、人と会ってはいけない。私の映画にとっては手足を抜かれたようなもんだ。案の定、「Atelier (アトリエ)」を含めた3つのプロジェクトが完全に止まってしまった。私だけではなく、多くのビデオグラファーは何もできないでいることだろう。実際私も稽古の中止を決断してから最初の一月はそうだった。その後、転んでもタダでは起きないという思いで、カメラの手入れをやり始め、久しぶりに電源の入ったモニターに映った部屋の中を見ていて私は決意した。普段、目に止めることもないモノを撮ろう。(以下略)

本文は本誌6月号をお読みください。

 

▲一つ一つに大した意味も美しさもないものでも、それでも撮るとしたらどう撮るだろう? レンズ、構図、色、明るさ、そのすべてに拘って向き合えば、どこかにグッとくるポイントが見つかるものだ。こういったカットが映画の中ではモノを言う。それが心象風景ともなればなおさらのこと、微妙なトーンを出すことに慣れておいて欲しい

 

●詳しくはVIDEOSALON 2020年6月号をご参照ください