10月号連載「鈴木佑介の動画をもう一度はじめから」第7回 How to Take~テイクする映像の撮影方法④セリフの力を借りる の関連動画です。
解説全体は本誌をお読みください(Kindleなど電子版もあります)。
Shingo + Masumi Wedding Film【Happy just to be here again…】
ここで1 本の映像をご覧になって頂きたいと思います。これは2013 年にEOS 5D MarkⅢで撮影したウェディングのダイジェストフィルムです。「ダイジェスト」と言っても、音楽に合わせてイメージ映像を編集したものとは違い、「生の音声」を活かした「ショートフィルム」のような映像です。特に見ていただきたいのは「冒頭」のシーンと最後の方の「新婦の手紙」のあたりです。今でこそ当たり前になった映像のカタチなので、ご覧になってもさほど驚かないと思いますが、これを2013 年に「1カメで撮り切った」と言うと、大抵の方が驚かれます。あらかじめ何が起きるか分かっている前提で複数台のカメラを設置しているかのように感じると思いますが、据え置きのカメラなども置いておりませんし、4Kでの撮影でもなくFulHDで撮影してFull HDで編集しているので、トリミングなどもしていません。それでは、どうやって1カメで撮ったのでしょうか? すこし考えてみてください。複雑そうに見えますが、これも「ゴールから遡って考える」と実にシンプルだったりします。例として、映像の冒頭、新郎の両親への感謝の手紙のシーンで考えてみましょう。(連載本文から一部抜粋)
●ビデオSALON2018年10月号の関連動画です。