「市民がつくるTVF」が2011年度の作品を募集中。締め切りは9月30日。入賞作品の発表・上映会&交流会は2011年の1月下旬に予定されている。


2009年をもって31年の歴史を閉じた「東京ビデオフェスティバル」(TVF/日本ビクター主催)。「市民がつくるTVF」は、TVFが築いた「市民映像文化」「市民ジャーナリズム」を受け継ぐ形で、歴代の審査員や受賞者などTVFにゆかりのある有志が集まり、NPO法人を立ち上げて運営されている。昨年募集を行った「プレ・イベント」には159作品が寄せられ、今年1月30日にその表彰式と上映会が開催された。
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プレ・イベントでビデオ大賞を受賞した3作品。
左上:佐藤公昭「Jack in Harlem」/右上:高田涼平+三好萌加「コラージュルージュ」
左下:藤井喜郎「四世代を生きる」

2回目となる2011年の募集がいよいよ本格スタートと言える。プレ・イベントは国内に限定して募集を行ったが、今回はかつてのTVFと同様に海外からも作品を募集する。審査員は前回同様、大林宣彦(映画監督)、小林はくどう(ビデオ作家/成安造形大学名誉教授)、佐藤博昭(ビデオ作家/日本工学院専門学校講師)、椎名誠(作家)、高畑勲(アニメーション映画監督)、羽仁進(映画監督)の各氏。
応募要綱
募集内容 : 20分以内のビデオ作品。テーマ・題材は自由。作者本人に著作権が帰属していれば既発表・未発表は不問。海外作品は日本語または英語の字幕をつけること。
応募資格 : プロ・アマ、年齢、国籍は不問。グループ応募も可。
応募規定 : タイトル・クレジットを含め20分以内に収めること。上映会等での上映や主催者のWEB上での配信上映ができるよう、権利処理は作者が責任を持って行うこと。映像の開始点の前に10秒程度のカラーバーまたは黒味を入れること。
応募メディア : DVDまたはミニDV。1作品ごとに応募用紙を添付のこと。
参加協力費 :1作品ごとに1,000円。作品応募時に1,000円分の切手を同封のこと。
応募締切 : 9月30日(当日消印有効)
作品応募先 : NPO法人 市民がつくるTVF2011 ビデオフェスティバル係
         〒143-0015 東京都大田区大森西2-16-2 こらぼ大森内
         Tel. 03-6404-6613
集まった作品から入賞作品30本を選出。この中から優秀作品賞と佳作それぞれ15本を選考、さらに優秀作品賞15本の中から今回の象徴となるビデオ大賞3本を選出する。ビデオ大賞には賞状とトロフィー、優秀作品賞には賞状と楯、佳作には賞状が贈られる。また、ビデオ大賞の作家には映像作品発表個展の開催を支援。さらに、入賞作品の中からNPO支援サポーターの投票により、市民賞1本を選出し、副賞を贈呈。
発表・上映会と受賞作家や審査員の交流会を、東京・蒲田にある日本工学院専門学校にて、2011年1月下旬に行う予定。
問 : NPO法人 市民がつくるTVF実行委員会
Tel. 03-6404-6613
http://tvf2010.org/