街のビデオ屋さんの取材。カメラはNX5J、NX70、NX30J、AX100だという。
ノーマルな選択だから、わざわざ出してもらって撮影することはないかと一瞬迷ったが、それでも撮っておいたほうが後で何かに使えるかもしれないと、出してもらったら、
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一目見て、5年前のカメラとは思えない美品。
傷もほこりもまったくない。ロゴも光っているから、使い終わったら、ボディを拭いているかもしれない。
思わず、すごく大切に使われてますねえ、と言ったら、
機材は丁寧に大切に扱っている、それで調子が悪くなったり、壊れたりしたら仕方がないと思えるくらいにね、と言う。
全モデル、アクセサリーと合わせてちょうどいいサイズのアルミケースに収まっていた。
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もちろんその方の性格もあるとは思うが、
街のビデオ屋さんは機材を大切にしている方が多い。
仕事の道具なんだから丁寧に愛情をもって扱わないとなあと反省。
その方と先日発売された岸本さんの本「ビデオグラファーの制作術」の話になった。
岸本さんも機材への愛情もハンパじゃない。
本の最後にこう書かれている。
「私のような制作者にとって、映像機材は道具。
大工さんにとってはカンナやのこぎりで、その出来が結果にも影響する」
だからこそ、こだわるのだし、愛着ももっている。
もっともこの文章の後には、「名工の作った名機を使いたい」と続き、
日本メーカーへの叱咤激励になっていく。
メーカーの担当者も放送局や大きな制作会社で使われている機材ではなく、こうやって大切に使われている人たちの声をきいてみると、背筋が伸びるのではないだろうか?