グラスバレー、コンテンツ管理ソフトウェア「Mync(ミンク)」を2017年3月1日より発売開始


ノートパソコンでの使用イメージ

グラスバレーが新たに発売する動画・音声・静止画コンテンツ管理ソフトウェア「Mync(ミンク)」は、EDIUS Pro 8に同梱されている「GV Browser」を発展させたもので、フルバージョンの「Mync Standard」と、Standard版からいくつかの機能が制限された「Mync Basic」の2つの製品がラインナップされる。

どちらもダウンロード版のみの提供となり、国内では「Grass Valley Storeで販売される予定。ただし、「Mync Basic」については2017年3月1日から2017年6月30日の間はEDIUS ID Webから無料でダウンロードできる。そして「Mync Standard」についても同期間、特別価格4,980円(税抜)にて購入できるキャンペーンを実施する(どちらも期間変更の可能性もあり)。

キャンペーン終了後の価格については現在公表されていないが、動画ファイルの管理に困っているWindowsユーザーなら、この期間中に「Mync Basic」を入手しない手はない。また、「Mync Standard」についてもかなりのバーゲンプライスのようなので、興味がある人はこの期間に購入することをおすすめしたい。

ちなみに、EDIUS Pro 8ユーザーには「Mync Standard」がアップデートで無償提供される。

「Mync Standard」の特徴

「Mync Standard」は撮影データの取り込みから再生、管理、編集、出力、共有が可能になるコンテンツ管理ソフトウェア(Windows版のみ)。プロ向けビデオ編集ソフト「EDIUS Pro 8」に同梱されていたコンテツ管理用の「GV Browser」が元になっているが、このソフトは動画閲覧機能がひじょうに優秀で動作も速く、単体でみても完成度が高かった。そこで、ビデオ編集ソフトを使ってまで映像編集しないという人でも、撮影した動画をもっと身近に扱えるように、簡単なカット編集機能を追加して別ソフトとして発売するに至っている。

そのため、主なターゲットは動画撮影機能を備えたデジタル一眼やスマートフォンユーザーになりそうだ。グラスバレーではデジタルフォトグラファー、Webコンテンツクリエイター、そしてビデオ編集初心者に向けて開発したとアナウンスしている。

ストーリーボードビデオ編集機能

追加された編集機能は「ストーリーボードビデオ編集機能」というもので、タイムラインを使った本格的なものではなく、クリップの不要部分を削除したり、並べる順番を変更したりといった基本的な編集のみになる。編集したいクリップを一旦「カタログ」と呼ばれるフォルダーにまとめ、そこから編集モードに入ってカット編集や並び替えを行う。上から下へ縦方向にカットを並べる新しいインターフェイスで、ビデオ編集初心者でも分かりやすそうだ。

編集した内容はMP4形式だけになるものの、ひとつの動画ファイルとして保存できる(書き出し)ので、YouTubeやVimeo、Facebook、FTPへのアップロード機能を利用すれば、編集結果の共有も簡単。

「Mync Basic」の特徴

「Mync Basic」はStandard版から「プロフェッショナルビデオフォーマットへの対応」「RAW形式のビデオの対応」「MP4形式でのビデオ出力対応」が省かれるほか、「ストーリーボード機能で編集できるプロジェクトは3つまで」という機能制限が入る。YouTubeやVimeoへのアップロード機能は備えるが、ビデオ出力に対応しないため、ストーリーボードで編集した結果をアップロードすることはできない。基本設計は変わらないので、とにかくメディアを快適に管理ができれば充分という人はキャンペーン期間中に無償で入手しておくとよいだろう。

無償ダウンロード提供はEDIUSの体験版をダウンロードできるページで行われ、EDIUS IDの登録が必要になる。

扱えるビデオフォーマットの違い

Standard版とBasic版で扱える(デコードできる)ビデオフォーマットの違いは以下の通り。

フォーマット Basic版 Standard版
一般的なビデオフォーマット
Grass Valley HQ / HQX
XAVC S
XAVC ×
AVC Ultra ×
P2 ×
XF ×
XF-AVC ×
XDCAM ×
XDCAM EX ×
MXF ×
RED ×
Sony RAW ×
Canon RAW ×

「Mync」動作環境

OS
Windows 7 64ビット(Service Pack 1以降)
Windows 8.1 64ビット
Windows 10 64ビット

CPU
インテル Core 2 あるいは Core iX CPU
インテルあるいはAMDのシングルコアCPUではクロック周波数は3GHz以上
(マルチCPUやマルチコアCPU環境推奨)
SSSE3(Supplemental SSE3)命令セットサポート

メモリー
4GB以上(8GB以上推奨)

その他
タッチディスプレイ対応
高解像度ディスプレイ対応

従来のEDIUS Pro 8ユーザーにはStandard版を無償提供

EDIUS Pro 8ユーザーには、2017年3月1日に予定されるアップデートで「GV Browser」に代わり、「Mync Standard」が提供されるので、Basic版をダウンロードしたり、Standard版を購入する必要はない。アップデータを適応すると、GV BrowserをアンインストールしてMync Standardをインストールし、データを引き継ぐという。

「Mync」の詳細についてはwww.myncworld.comにて公開される予定

※当記事は2017年02月23日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。