ビデオサロン5月号の特集は、照明とカラーグレーディングの講座です。3月上旬から中旬にかけて5本のウェビナーと1本のリアルイベントを行なってきましたが、それが一冊にまとまりました!

VIDEO SALON2023年5月号は4月19日より発売

あの気持ちのいい、魅力的な色はどうやって生み出されるのか?  本職の撮影監督や照明技師、カラリストのノウハウだけでなく、ファッション系のコンテンツを生み出すクリエイターや、ライティングから編集、グレーディングまでの自身で手掛ける現代ならではのビデオグラファーの手法を紹介していきます。

まず最初は、撮影監督、戸田義久さん。戸田さんは、ドキュメンタリー出身で現在は数々のドラマ(代表先はNHK大河 『鎌倉殿の13人』)やCM、MVの撮影でご活躍されています。MVの事例で、どうやって色の演出で映像のストーリーを組み立てていったのかということを公開! 監督がもっている世界観を撮影監督が色によってどうやって演出を作っていったのか、驚くべき内容になりました。

続いては、映画『ドライブ・マイ・カー』やドラマ『silent』のカラーグレーディングを手掛けてきたIMAGICAの人気カラリスト、北山夢人さんのDaVinci Resloveを利用したカラーグレーディングの基本講座です。実は前述の撮影の戸田さんと北山さんはタッグを組むことが多く、この特集では、戸田さんが撮影を担当、北山さんがグレーディングを担当したback numberのMV『黄色』を例に解説していただきました。

こんな理想的な展開はめったにありません!

プロフェッショナルの現場の事例としては、現在ヒット公開中の『Winny』の編集とグレーディングについても取材しました。

テクニカル面では、リアルイベントセミナーとして、セコニックさんにご協力いただき、露出計とカラーメーターの講座を開催しました。単に使い方だけでなく、あるCMを想定したライティングを組み、その現場で露出計とカラーメーターをどう活用しているのかということを解説していきました。

このレポートの中の数ページ、資料として実は超貴重だと思います(だからそこは見せません、買ってください!)

今回、なぜ照明とグレーディングを同じ特集で語るのか。

それにはいろいろな要素があると思います。LEDライトが安価で入手可能になりビデオグラファーでもライティングができるようになったこと、DaVinici Resolveのおかげでカラーグレーディングが普及したこと、そして何よりもビデオグラファーという存在の登場により、撮影と照明とグレーディングをワンストップでできるようになったことでしょう。

ここからは撮影、照明、グレーディングを分業ではなく、ひとりのクリエイターが担当するケースをご紹介していきます。

まずは鈴木佑介さんのノウハウ。

bird and insectのShumaさんの事例。

ファッション業界からフォトグラファー、ビデオグラファーに転身した畠山さんの事例を紹介!

特集以外にも、話題の新製品、EOS R8でMVを撮った事例などもピックアップします!

 

VIDEO SALON2023年5月号は4月19日より発売