ブラックマジックデザインは、Game Informerが、現在の人気テレビゲームやゲームメーカーを特集したドキュメンタリー、インタビュー、月々のカバーストーリーなどの撮影に、BlackmagicPocket Cinema Camera 6K Proデジタルフィルムカメラを使用していることを発表した。
テレビゲーム出版社であるGame Informerは、毎月、印刷物やデジタルコンテンツにアクセスする500万人以上の視聴者をさらに惹きつけるために、Pocket Cinema Camera 6K Proを使用して新しいダイナミックなビデオコンテンツを作成しているという。
1991年に雑誌として始まったGame Informerは、速報、特集、レビューなどを通じて、ゲーム市場に関する深い知識と洞察を提供している。同社のオンライン出版およびYouTubeチャンネルでは、月刊誌の特集やインタビューなどから、デジタルコンテンツを独占的に配信しており、2億5700万回以上の再生回数と、74.4万人の登録者を誇る。
「平均で週に2-3本の動画を作成しています。動画を無限にスクロールし続けられる世界では、視聴者の目をすばやくキャッチするコンテンツが必要ですが、Blackmagic Design製品を使用して、ほぼ誰も真似できない品質を実現することで、これが可能となりました。Game Informerは、少人数の編集チーム、30年分のレガシー、アメリカ中西部のルーツをベースとして、視聴者に親しまれる、優れた品質のコンテンツを作成しています」
Game Informerの動画エディターであるアレックス・ヴァン・アーケン(Alex Van Aken)氏は語る。
「日本のオフィス、ヨーロッパの大規模な集会、カリフォルニアの洞窟など、さまざまな場所でインタビューを撮影し、ゲーム作りの舞台裏や、ゲーム作りに尽力する開発者たちの姿をファンに伝えています」
ヴァン・アーケン氏によると、世界中を飛び回る多くの迅速なプロジェクトにおいては、ユーザーフレンドリーな小型カメラがロケ撮影の鍵であるという。Pocket Cinema Camera 6K Proの他に、同氏はBアングルの撮影用にPocket Cinema Camera 4Kも携帯している。同氏はGame Informerの「ストリートファイター6」のカバーストーリーの撮影で大阪を訪れたが、この7部構成の動画では、開発者との幅広い対話と、「ストリートファイター」シリーズから学んだ教訓が必要であった。 大阪に滞在中、ヴァン・アーケン氏は8本のインタビューを2日で撮影した。
「現場を素早く移動できること、そして5分以内で撮影のセットアップができることが重要でした」
ヴァン・アーケン氏は説明する。
「Pocket Cinema Camera 6K Proのフォーカスピーキング・インジケーターとNDフィルターは非常に役立ちましたね。これまでは、フィルターを手動で入れ替えていたため、ショットを撮り損ねてしまうことがありました。NDフィルターが内蔵されているのは画期的ですね。ショットの構成に妥協することなく、ルックを作成できます」
ヴァン・アーケン氏はまた、Game Informerのドキュメンタリーシリーズ、「Making Mina」(30分x3本)の撮影にも同じカメラを使用した。このシリーズでは、ゲーム「Mina the Hollower」の開発者であるアレック・フォークナー(Alec Faulkner)の1日を追う。ワンマンで制作を行っているヴァン・アーケン氏は、Pocket Cinema Camera 6K Proのコンパクトなサイズも重要なポイントであると指摘する。
「Pocket Cinema Camera 6K Proを使用する場合、撮影キットの重さを半分にできます。外部モニター、ケーブル、充電器を持ち運ぶ代わりに、カメラに搭載された機能を使用します。これにより品質が損なわれることはありません」
Game Informerのもう一つのドキュメンタリー、「In Search Of Perfect:Exploring Caves With Spelunky’s Creator」では、ヴァン・アーケン氏は、カリフォルニアのムニッツ洞窟内で、フリーの開発者であるデレク・ユー(Derek Yu)にインタビューしている。
「強い日差しの中、洞窟の入り口まで急な坂道を登っていかなければならないという、体力的に厳しい撮影でしたね」
ヴァン・アーケン氏は続ける。
「高輝度HDRスクリーンのおかげで、直射日光の下でも、モニターを確認できました。洞窟の狭い部分に登ったり、撮影が物理的に難しいショットもありましたが、小型で軽量のPocket Cinema Camera 6K Proに本当に助けられましたね」
「このドキュメンタリーでは、露出が極端に不足しているドローン映像があったのですが、DaVinci Resolve Studioのカラーグレーディングツールでフッテージを修正できただけでなく、ハレーションやグローのResolveFXを使用してさらにレベルアップさせることができました。DaVinci Resolve Studioがなければこれは不可能でしたね」
ヴァン・アーケン氏は、この3つのプロジェクトを全てBlackmagic RAWで撮影した。Pocket Cinema Camera 6K Proの優れたダイナミックレンジと、ポストプロダクションにおけるBlackmagic RAWの柔軟性が、ワークフローに不可欠であったという。
「Blackmagic RAWは、私のお気に入りの撮影フォーマットです。プロレベルのフッテージを、手ごろなストレージ費用で収録できることは画期的ですね」
「山の斜面や大阪の街など、どこで撮影しても、Pocket Cinema Camera 6K Proは私の作品の品質をこれまでにないほど高めてくれました。このカメラで次はどのような作品を撮れるのか、今から楽しみです」
ヴァン・アーケン氏は最後こう結んだ。
ブラックマジックデザイン
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