ローランド株式会社は、直感的な操作でイベントでの高品質な映像演出や音声調整が行える、4K対応AVミキサー『VR-400UHD』を2023年6月下旬に発売する。価格はオープンで、初年度は1000台の販売を予定している。
■製品の概要
- イベントでの本格的な映像演出や音声調整、ライブ配信まで1台で行える充実機能を備えた4K対応AVスイッチャー。
- 大型タッチ・モニターに映像を表示してワンタッチで操作。映像のプロでない方でも安心してオペレーションが可能。
- 大画面・高画質の映像演出が必要な、音楽やスポーツイベント、大学講義、ビジネス会議などに適している。
■主な特長
幅広いシチュエーションで活躍
学校設備:大画面での映像演出が必要な、ホールや体育館での使用を想定。日本語でのメニュー表示に対応し、使いやすい操作性で、設備担当者だけでなく一般職員や学生も簡単に操作方法を習得できる。
企業設備:高品質の映像が必要な、大会議室やイベントスペースでの使用を想定。 音声は最大6つまでマイクを接続できるので、オーディオ・ミキサーの追加は不要。プレゼンテーションをライブ配信したり、外部アプリケーションを使って録画を行い、アーカイブ動画を公開することも可能。
音楽ホール:音楽ホールの大画面に、映像や歌詞などを表示する際の位置調整に便利な、ガイド機能を搭載。デュアル・モードを使用すると、2つの画面でコンテンツを個別に管理することができる。そのほか、同時にライブ配信を行ったり、別途録画アプリケーションを用意すればイベント終了後にSNSでの配信も可能。
スムーズなワークフローを実現する操作パネル設計
7インチのタッチ・モニターを2基搭載。映像コンテンツをモニタリングして、タッチで操作できる。デュアル・モードでは、左右のモニターに映像を表示し、出力する映像を個別に操作。複数のディスプレイやステージ用と配信用など異なる出力先に応じて、映像を同時に操作するイベントに適している。
操作パネルには、直感的な操作が可能なフェーダーやつまみ、ボタンが配置されており、パネル右側の映像を切り替えるシーン/バンク・ボタンでは、トランジションやサイズ変更など、映像の制御が行える。左側には音声ミキシングのためのフェーダーやつまみを配置し、必要な機能にすぐにアクセスできる。
高画質の4Kで本格的な映像演出を実現
最大4K/60pの解像度に対応したHDMI入力を7系統備え、最大4つの入力を同時に使用して映像合成することが可能。すべての入力にはスケーラーが内蔵されており、映像フォーマットの変換を気にすることなく、4K/HD、HDR/SDR、Rec.2020/Rec.709のさまざまなデバイスを自由に組み合わせられる。
「シーン機能」では、タッチ・モニターまたは専用ボタンを使い、映像レイアウトを簡単に作成し、呼び出すことができる。背景レイヤー、ピクチャー・イン・ピクチャー、キー合成などで画面を構成し、入力映像を見ながらレイアウト、サイズ調整、トリミングなどの編集が可能。
リア・パネルに配置されたUSB Type-Cの4K STREAMING端子はUSB 3.2 Gen 2に対応し、最大4K/30fpsでライブ配信が可能。
プロ品質の音作り
高品質なマイクプリアンプと48Vファンタム電源対応のXLR/TRSコンボジャック端子を4系統、マイク入力のTRS端子を2系統、RCAピン端子(ステレオ)を2系統備えている。
EQやダイナミクスの処理はすべての入出力に対応するほか、アンチ・フィードバック、オート・ミキシング、ディエッサー、ノイズ・ゲートなどの機能を搭載。音声の問題を解決し、洗練された音作りをサポート。
■主な仕様
外形寸法:436(幅)×279(奥行)×137(高さ)mm
質量:6.8kg
◉製品情報
https://proav.roland.com/jp/products/vr-400uhd/
ローランド株式会社
https://proav.roland.com/jp/