国産のビデオ三脚ブランドとして知られる「リーベック」。ビデオヘッド、三脚、ジブなど放送用から小型カメラ用まで幅広く製造販売している平和精機工業が、新社屋を完成。11月1日に、ディーラーや販売店、プレス、ユーザーを招待して新社屋完成披露会を開催した。新社屋の様子を簡単にレポートする。(編集部 一柳)

新社屋は旧社屋があった場所に建てられた。旧社屋はリフォームを重ねていたが、出荷製品を扱う倉庫が手狭になり、全体に老朽化したこともあり、このたびの建て替えになった。

正面から見ると、中央が抜けている独特な構造をしている。2階建だてが、1階の天井が高いことがわかる。なぜこの構造になっているのかは、新社屋をひととおり見学して判明することになる。

2Fのフロアはガラス張りで見通しがよく、営業チームと開発チームがその間のミーティングルームで打ち合わせできる配置になっていた。

国内で組み立てられている製品は、フロアからその様子を見ることができる。

 

ぐるっと裏にまわり、下から入ると、そこは倉庫。三脚製品に合わせた什器に、フォークリフトもあり、ここに集められた製品をすぐに出荷できるようになっていた。海外で作られたパーツや製品もここに集められて出荷される。

トラックが倉庫の入り口の横につけられて、効率よく製品が積み込みできる構造になっていた。社屋の1Fが空洞になっていたのはトラックを通すためということだった。

社屋の右側の入り口から入ると、修理ルーム。ユーザーは直接ここに持ち込むことができる。日本で修理でき、しかもその修理代金が安いというのも、実はリーベックブランドの強みと言える。

その奥には、金属加工の機械が新旧取り揃えられていた。ここで修理パーツを加工することもできるし、社内でアルミを削り出して試作することができる。

挨拶をする山口宏一社長。手にしているのは、新社屋完成に合わせてオリジナルで作成したリーベックのロゴ入りのアルミタンブラー。しかも同社製品類と同じ梱包に入り、しかも製品型番のシールまで貼られているいるという懲りよう。

今年のInter BEE 2023には、新製品もあるようなので、ぜひリーベックブースをチェックしてみてほしい。

https://www.inter-bee.com/ja/

平和精機工業 https://www.libec.co.jp/