6月20日はビデオサロン7月号発売日です。今月の注目はなんといってもソニーから登場するハイビジョンメモリーカメラです。試作機を確認した編集部員は、写真で見るよりもコンパクトでスタイリッシュなボディにぞっこん。AVCHDなんてまだまだと思っていたのですが、こんなカメラを出されるとHDVカメラユーザーも無視できないでしょう。AVCHDといえば、あのキヤノンがついに参入です。HDVの画質では評価が高かったキヤノンですが、果たしてAVCHDでの画質はどうなのか、さっそくテストしています。


比較対決させてみると、カメラやディスプレイの性格が浮き彫りになってくる
 新製品では、アドビとアップルの編集ソフトも見逃せないでしょう。両方とも定番ソフトになりましたが、今回そろってバージョンアップを果たしました。ベータ版で一早くチェックしています。
 50万円超クラスの業務用カメラ、キヤノンXH A1とソニーHVR-V1Jの比較テストも行なっています。A1は昨年登場したHDVカメラですが、本誌での評価も高く、プロショップでの販売も好調だそうです。これまで何度も誌面で紹介していますが、今回は同価格帯のソニーのV1Jとライバル対決させてみました。V1Jは家庭用モデルFX7の業務用バージョンですが、実はハイアマチュアでもV1Jのほうがオススメなのではないかと編集部では思っていました。そこで改めてV1Jをピックアップしたというわけです。実際に2台を撮り比べてみると、かなり性格が違うカメラだということがわかってきました。ぜひレポートをお読みください。
 最近のデジタルハイビジョン機器ではHDMI端子が標準になってきました。最新のHDMIを中心に、端子の基礎知識をまとめてみました。いまさら人に聞くに聞けない基本的な端子も紹介していますから、この小特集を読めば、きっと頭の中が整理されるはずです。
お詫びと訂正
 おはずかしながらお詫びと訂正、そして追加情報です。89ページのHD編集システムMatrox RT.X2のデータ部分ですが、その後の情報によりますと、RT.X2 Ver.3.0には、プレミア・プロCS3はバンドルしないことになりました。従来のVer2.0は、プレミア・プロ2.0がバンドルして、257,145円でしたが、Ver.3.0はソフトのバンドルなしで予想税込み価格230,790円になる予定です。バンドルがなくなったというのは一見残念なニュースなように思えますが、Matox RT.X2を検討される方はすでにプレミアをお持ちのケースが多いでしょうから、二重にソフトを購入することになるより、バージョンアップ(アップグレード版は26,000円)で対応するほうが現実的かもしれません。Matrox RT.X2とプレミア・プロCS3については、今後も継続的に本誌でレポートしていく予定です。