「ぴあフィルムフェスティバル」は、“映画の新しい才能の発見と育成”がテーマの映画祭。インディペンデント映画の面白さを広く伝えるために1977年から実施されている。

国立映画アーカイブを会場に、今年は 9月7日(土)~ 9月21日(土)まで開催される。さらに11月9日(土)~11月17日(日)までは京都文化博物館での開催も決定している。

コンペティション部門の「PFFアワード2024」では692本の応募作品の中から入選した19作品をスクリーン上映する。入選作品は、最終審査員やPFFオフィシャルパートナー各社が審査を行い、9月20日の表彰式にて、グランプリなど各賞を発表する。

選ばれた19本の入選作品は、「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」9月の東京会場で2回、11月の京都会場で1回のスクリーン上映を行う。入選作品は、最終審査員やPFFオフィシャルパートナー各社が審査を行い、9月20日の表彰式にて、グランプリなど各賞を発表する。なお、入選作品は、9月7日~10月31日まで「DOKUSO 映画館」と「U NEXT」でもオンライン配信される。

招待作品は6企画を展開する。8ミリフィルムで撮る自主映画熱が日本中を沸かしていた時代を体験する「自由だぜ!80~90年代自主映画」。全国の高校&大学にあった映画研究会での8ミリフィルム映画制作熱のピーク時代につくられた傑作選。一巻3分しか撮れない8ミリフィルムで“劇場映画”をつくろうとした情熱を実体験できる。

「生誕100年・増村保造新発見!」では、映画界きってのインテリにして異色の経歴も持つ増村保造を特集。自己の欲望に忠実な登場人物たちを中でも強烈な個性の女性たちを意表を突く演出で描き、タランティーノら国内外の名だたる監督を興奮させたモダンな作風は、半世紀を経た今なお一向に色褪ない。配信では見られない作品も多数上映する。

「はじまりの映画」プログラムは、PFFの新たな企画シリーズ。映画が生まれておよそ130年。映画が「記録」から「物語」へと移行するファーストステップを特集する。

緊急特集として「中村靖日さんを偲んで」では4作品を上映。「映画制作チームの一員」として、いつも静かに佇んでいた中村さんを偲び、緊急追悼企画を行う。

「PFFスペシャル映画講座」では、映画を意外な視点から楽しむことで、新たな面白さを体験する企画。「ピーター・バラカン 音楽のある人生」「真似っこ万歳!」「映画のデザイン」の3つのプログラムを用意。

さらに、PFF が企画、製作、公開までトータルで映画をプロデュースする「PFF スカラシップ」では、『おばけ』でPFFアワード2019グランプリを受賞した、中尾広道監督の新作『道行き』を世界初上映する。

開催概要

【東京】
期間:9月7日~9月21日
会場:国立映画アーカイブ 月曜休館

【京都】
期間:11月9日~11月17日
会場:京都文化博物館 月曜休館

【公式サイト】
https://pff.jp/46th/

【チケット】
チケットぴあにて 発売中

実施企画

<コンペティション部門>

PFF アワード2024

<招待作品部門>

①生誕100年・増村保造新発見!~決断する女たち~
・『くちづけ』
・『暖流』
・『巨人と玩具』
『黒の試走車テストカー
・『黒の超特急』
・『兵隊やくざ』
・『痴人の愛』
・『 セックス・チェック 第二の性』
・『盲獣』
・『女体』
・『大地の子守歌』
・『動脈列島』
・『曽根崎心中』

②【緊急特集】中村靖日さんを偲んで集
・『寮内厳粛』
・『月島狂奏』
・『正門前行』
・『運命じゃない人』

第28回PFFスカラシップ作品『道行き』

④自由だぜ!80~90年代自主映画
・『気分を変えて?』
・『教訓Ⅰ』
・『The story of “CARROT FIELD”』
・『ORANGING’79』
・『この道はいつか来た道』
・『ファントム(DES FANTÔMES)』
・『みどり女』
・『ついのすみか』
・『悩ましき東京タワーのもとで』
・『紫の部分』
・『ねんねこりんりん』
・『hi-lite』
・『バス・アマリリス』
・『灼熱のドッジボール』
・『走るぜ』
・『蛇の道』
・『蜘蛛の瞳』

⑤PFFスペシャル映画講座
・『TWO TRAINS RUNNIN’』
・『バルタザールどこへ行く』
・『EO イーオー』
・『ナイト・オン・ザ・プラネット』

⑥はじまりの映画~創るよろこび、観る驚き~
・『映画のはじまり 傑作選』
・『アエリータ』
・『チェス狂』 
・『戦艦ポチョムキン』


◉公式サイト
https://pff.jp/46th/