株式会社ニコンは、フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z6III」において、コンテンツの出所と信ぴょう性に関する連合(Coalition for Content Provenance and Authenticity、C2PA)の規格に対応したコンテンツクレデンシャル機能を追加するファームウェアの開発を進めていることを発表した。
開発中のファームウェアを実装した「Z6III」を、Adobe Inc.が主催するクリエイターの祭典「Adobe MAX 2024」(2024年10月14日~16日、於:米国・マイアミビーチ)にて参考展示予定。
同社はフェイク画像や画像の不正使用がもたらす不利益、悪影響から映像産業に携わる人々や企業、ひいては社会を守ることを目的に、C2PA規格対応をはじめとしたソリューション開発を行なっている。
カメラで生成した撮影画像を改ざんなく記録・保持する機構を実現し、撮影画像の真正性確認を容易にするほか、撮影者の権利を保護することを目指しているという。開発中の「Z6III」のファームウェアは、現在実施している報道機関のワークフローにおける実用性検証の結果を反映し、2025年半ばを目標に、一部報道機関などに向けた提供を予定しているとしている。
株式会社ニコン
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