パナソニック、フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S1RII」を発表〜LUMIX初の8K/30p撮影を実現

パナソニック株式会社は、フルサイズミラーレス一眼カメラ『LUMIX S1RII』を3月下旬より発売する。価格はオープン。市場想定価格とラインナップは以下のとおり（ともに税込）。

・ボディ単体：475,000円前後
・Mキット（「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」が付属）：594,000円前後

『LUMIX S1RII』は、2019年に発売の「S1R」の後継機種。新開発の約4430万画素フルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと新世代ヴィーナスエンジンを搭載。演算処理の高速化を実現した高性能エンジンとの組み合わせによって、高画素と低ノイズを両立した質感描写と、低感度ISO80から高感度ISO51200までの幅広い常用感度域を実現。

被写体の臨場感やディテールを堪能できるハイレゾモードは、約1億7700万画素での手持ち撮影が可能。RAWおよびJPEG記録に対応しているほか、RAW現像にも対応。

進化したリアルタイム認識AFは、人物の瞳・顔の検出に新たなAI技術を採用し、認識性能が従来機種比（DC-S5M2、S5M2X）で約2倍向上。また、追尾AFではAIが個々の被写体を判別し、人が交差するシーンにおいても追従性能が向上。約40コマ/秒のAF追従の超高速連写やレリーズ前から撮影を開始するSHプリ連写を搭載。

動画性能は、LUMIX初となる8K/30p動画記録を実現し、14ストップのLog撮影にも対応。センサー全域で記録する6.4Kを実現。低ビットレートのプロキシファイル記録も可能。

新フォトスタイル「シネライクA2」を搭載。シネライクA2は、広いダイナミックレンジと豊かな階調表現を特長としており、様々なシーンで活用できる。さらに、動画にも「粒状」「色ノイズ」という効果を加えることが可能。

また、ProRes RAW HQ / ProRes RAWを、カメラ本体内部のCFexpress Type Bカードに直接記録できる。外部出力は、8K動画データをHDMIケーブル経由で外部レコーダーに記録することも可能。さらにファームウェアアップデートで、ATOMOS社製レコーダーおよびBlackmagic Design社製レコーダーによるRAW動画記録が可能。