
昨年は、上のレバーをワンタッチで緩めることで下の段までスムーズに伸縮できるクイックロック方式を採用したQL40Bが話題になったリーベック。今年はそのカーボンバージョンQL40Cが登場した。QL40Bに比べて500g軽くなり2.2kgに。
ただカーボンに変更しただけでなく、ユーザーターゲットを考慮して三脚の高さを変更している。アルミタイプのQL40Bが55.1-181.9cmなのに対し、カーボンタイプのQL40Cは38.5-151.5cmとなっている。アルミが業務用途が多く、より高さを出せることを重視しているのに対し、カーボンタイプはより軽量化を求めるビデオグラファー的なスタイルな個人用途を想定し、むしろローアングルからカバーできるようにしている。


カウンターバランスをダイヤルで段階的に切り替える方式のNXシリーズのヘッドがリニューアル。最大搭載が4kgのNH10がNH20に、最大搭載が10kgのNH30がNH40に。各部品の材質変更や内部構造を再設計することにより、経年使用時の耐久性が向上。スライドプレートの固定力やパンとティルトのロック力も大幅にアップしたという。
それぞれQL40Cと組み合わせたセットも用意された。

リーベックの再廉価650シリーズもリニューアルされ、TH-650Xに。650EXよりも低価格かつ軽量になっている。QLシリーズ同様にハンドルも設けられた。プレートは650EXがマンフロット互換だったのに対して、アルカスイス互換プレートに変更された。
