音楽ライブから映画、ドラマまで幅広く手がけるエディター・カラリストで、YouTubeチャンネル『SG EDIT』でPremiereのTipsを発信する佐川正弘さん。ここではYouTubeでは紹介しきれなかったニッチなTips10選を公開。ショートカットやマクロ、裏技的テクニックなど、作業効率化に役立つPremiere必見の内容だ。

講師 佐川正弘 Masahiro Sagawa

エディター/カラリスト。1981年生まれ。2006年より(株)IMAGICA入社。エディターとして音楽ライブ作品を中心にバラエティ・ドキュメンタリー・ドラマ・MV・VP・映画等幅広く活躍中。2018年に独立。セミナー講師としても活動し、イベント登壇多数。YouTubeチャンネル「SG EDIT」でPremiereの話題を中心に情報発信している。



佐川さんの作業環境




PC:Mac Studio(M4 Max)

ディスプレイ:/マウス:Logicool G502

キーボード:Keychron B6 Pro

左手デバイス・コンソール:Elgato Stream Deck、Tangent Wave2

プラグイン・スクリプト・エクステンション: Quiver、Excalibur、Keyboard Maestro






TIPS 01: ショートカットキーの割り当て



ショートカットキーを設定することでさまざまな操作が楽になる

ショートカットキーは、編集作業をするにあたりとても大事な要素です。僕のショートカットキー割り当ては基本的に左手部分に集中させており、右手はマウスかペンタブを持っているため、キーボードを触るのはテンキーか文字入力のときくらいです。

特徴的なのは、J・K・L・I・Oなどの元々よく使うキーにはショートカットを割り当てていないこと。ポスプロなどに出向いた際、空いているキーにその日よく使う一連のショートカットをその場で割り当て、後からマクロでまとめるといったことができます。

個人的に気に入っているのは、[C]キーに「属性をペースト」を割り当てていることです。例えば、全く同じパラメーターを別のカットに適用したいとき、Macの場合なら[command+C]でコピーして、そのまま[C]を押せばすぐに適用することができます。

もうひとつ、「トランスポートコントロールを表示」と「プログラムモニター」を[I]キーに割り当てています。そうすることで、トランポートコントロール未使用時に[I]を押せば非表示に切り替わり、プログラムモニターを大きく表示することができ便利です。

また、6・7・8のキーに「次のエフェクトコントロールプロパティフィルターを選択」「前のキーフーレムを選択」「次のキーフーレムを選択」をそれぞれ割り当てることで、キーフレーム周りのエフェクト操作やキーフレーム間の移動がスムーズになります。

このように、ショートカットキーを設定することでさまざまな操作が非常に楽になりますので、おすすめです。



佐川さんのショートカットキーは、左側に集約されている。J・K・L・I・Oなどのよく使用するキーにはあえて割り当てず、ポスプロ当日などにその日よく使う一連のショートカットを割り当てて使用している。




[6]キー「次のエフェクトコントロールプロパティフィルターを選択」の切り替え例

「次のエフェクトコントロールプロパティフィルターを選択」のショートカットキーを押すと、上図の左から順番に「1」キーフレームのあるプロパティのみを表示、「2」編集済みのプロパティのみを表示、「3」すべてのプロパティを表示の3種類を容易に切り替えることができる。


① キーフレームのあるプロパティのみを表示




② 編集済みのプロパティのみを表示




③ すべてのプロパティを表示