アドビは、Adobe Firefly 動画エディターにおけるオーディオ機能の強化とAdobe Stockの統合、Adobe Fireflyにおけるビデオモデル「Kling 3.0」・「Kling 3.0 Omni」の追加、Adobe Premiereにおける新たな「カラーモード(ベータ)」の導入、そして、新たなデスクトップアプリケーション「Frame.io Drive」のリリースを発表した。



Adobe Firefly 動画エディター

Adobe Firefly 動画エディターは、Adobe Fireflyで生成したコンテンツを完成したストーリーへと仕上げる、ブラウザーベースのエディター。生成されたクリップや音楽、あるいは既存のフッテージを軽量なマルチトラックタイムライン上で組み合わせ、タイムラインまたはテキストベースで編集し、ストーリーを伝えるのに最適な形式でファイルに書き出すことが可能。

今回のアップデートでは、以下の新機能が追加された。



オーディオ機能の強化

オーディオのアップグレード機能がAdobe Firefly動画エディター内でも直接利用可能になった。これには、音声録音を自動的にクリーンアップする機能「スピーチを強調」が含まれており、ノイズや残響を抑制し、音声、音楽、環境音のレベルバランスを調整して、クリアで自然なミックスを作成することができる。騒がしい部屋で撮影された動画のノイズ除去、SNS用クリップからのBGM削除、屋外で収録したVlogの仕上げなどをオーディオ機能の強化により、わずか数回のクリックで音声を精密にコントロールできるようになる。






Adobe Stockの統合

Adobe Firefly 動画エディターにAdobe Stockが直接統合された。これにより、ワークフローを中断することなく、ビデオ、画像、音声、効果音など、8億点以上のライセンス済みアセットにアクセスが可能になる。新しいコンテンツの生成や自身のコンテンツのアップロードに加え、Stockからの素材の取り込みまでもすべて1か所で行うことができる。

これらのアップグレードは、「クイックカット」のような新機能と併用可能。クイックカットを使えば、未編集のフッテージから構成の整ったファーストカットを数秒で作成できる。

また、Fireflyボードでは、アイデアの可視化、ストーリーボードの作成、Bロールの生成が可能。企画段階から制作フェーズに移行する際には、画像や動画をAdobe Premiereデスクトップ版へ直接送信でき、プロジェクト内で編集可能なアセットとして開くことができる。



Adobe Firefly「Kling 3.0」・「Kling 3.0 Omni」

「Kling 3.0」は、ストーリーボード作成と映像・音声の同期に重点を置いた汎用性の高いAIビデオモデルとなっており、迅速かつ高品質なビデオ制作に最適。

「Kling 3.0 Omni」は、より高度なバージョンであり、プロレベルの高度なコントロールと一貫性を実現する。ビデオ内の登場人物の生成、より強力な一貫性、そして各ショットの長さ、アングル、カメラの動きを指定が可能。

今回のアップデートにより、アドビのクリエイティブエージェントを活用した新しいアシスタント「Adobe Firefly AIアシスタント」がまもなくAdobe Fireflyアプリに登場予定。どんな作品を作りたいかを言葉で説明するだけで、アシスタントがAdobe Premiere、Adobe Firefly、Adobe Photoshop、Adobe Lightroom、Adobe Expressなどのアドビクリエイティブアプリを横断して複雑かつ多段階にわたるワークフローをシームレスに調整・実行する。





カラーモード

Adobe Premiereに「カラーモード(ベータ)」が導入された。

この機能は2026年4月17日よりすべてのAdobe Premiere有料プラン利用者を対象にパブリックベータ版として提供され、2026年内中に正式リリースされる予定となっている。

また、ベータ版のカラーモードに加え、Film Impactを活用した新しいエフェクトやトランジション、「シャープ」および「スムーズ」を備えたオブジェクトマスキング、複雑なタイムライン内でも目的の場所に移動できる検索可能なシーケンスインデックスパネルなど、新しいAdobe Premiere 26.2ではワークフローの高速化を目的としたさまざまな改善も施されている。ドライブやプラットフォームをまたいで機能するパス追跡機能を改善し、オフラインメディアの再リンクをより高速かつスマートに行うことができる。





Frame.io Drive

Frame.ioのプロジェクトをコンピューターに直接マウントし、メディアをローカルに保存されているかのように扱える新しいデスクトップアプリケーション「Frame.io Drive」がリリース。

Frame.io Drive を使えば、編集者、デザイナー、モーションデザイナーは、Adobe Premiere、Adobe Photoshop、Adobe After Effects のいずれを使用している場合でも、必要な瞬間に同じ共有プロジェクトから作業開始可能。ドライブの送付、転送リンクの共有、ばらばらのストレージシステムが不要となり、メディアは必要な時にリアルタイムでストリーミングされ、ローカルキャッシュ機能により、巨大なファイルを扱う場合でも高速なパフォーマンスを維持する。

Frame.io Driveおよびマウントストレージは段階的に提供開始予定。2026年4月17日よりエンタープライズ版が一般提供開始され、その他全てのFrame.ioプランでも今後提供予定となっている。


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