8月31日にビデオサロンから2冊のムックが出ました。
おなじみの黄色本シリーズで「EDIUS Pro 6.5入門講座」。
昨年出した「EDIUS 6/EDIUS Neo 3 実践講座」がおかげさまで好調で、本が足りなくなり、
どうせなら新しいものを増補改訂して出そうということできたのが、「EDIUS Pro 6.5入門講座」です。
ビデオサロンのムックと言えば、かつてはプレミア本が定番でしたが、
今やエディウス本のほうが売れ筋になってきたようで、こんなところみても、編集ソフトの動向がわかるのかもしれません。
こちらもぜひ息長く売れて欲しいと思っています。
そしてもう一冊が「ライブ配信&収録の教科書」
映像配信系では
5月に出した「プロモーションのための動画活用術」もありましたが、
それとはまったく別の切り口。
「動画活用術」はビデオサロンとしてはチャレンジングに
「ビジネス書」的なノリを出して、新しい世界を目指したのですが、
今回の「ライブ配信&収録の教科書」はどちらかというと映像制作業界向けといいましょうか。
より「機材寄り」になっています。
それにしても、
ライブ配信&収録、というところが今、盛り上がってきている気がします。
実は、今日、ブラックマジックデザインATEMシリーズでのハイビジョンスイッチング配信&収録のレポートをアップしたのですが、この機材で三越劇場もサントリーホールもスイッチングできてしまう、というのは本当に画期的なことだと思います。
8月中の日曜日は2週連続でこの現場を見学、取材したのですが、
もう、スイッチングがテレビ収録並みの大掛かりなものではなくて、
アマチュアが買える装備ででてきしまうという事実。
(もっともカメラマン、スイッチャーの技術、ノウハウが必要なことは言うまでもありませんが)
ショップでは、ATEMシリーズが売れに売れているそうです。
それもそうでしょう。
業務用の50万円のカメラを買うよりも、スイッチングのシステム全体のほうが安いんですから、
カメラを買うか、スイッチャーを買うかという判断になって、
レポートで紹介した後藤さんはスイッチャーを買ったのだそうです。
レポートで紹介した機材は
スイッチャー、コンバーター、モニター、レコーダーとすべてブラックマジックデザイン製。
やっぱりこれから揃えるとなるとこういう選択になるのでしょうね。
話はちょっとずれるのですが、
こういったスイッチング収録はほとんどは「お仕事」であって、
遊びではないのですが、
たとえば、ビデオが好きな人、4、5人が、自分のカメラとスイッチャーを持ち寄って、
インカムでバトルを繰り広げながら、マルチカメラ・スイッチング収録していくというのは、
趣味として面白くないですか?
その後、居酒屋で反省会と称して、
個々のカメラワークとかスイッチングミスを酒の肴にして語り合うと(笑)。
これがパラ撮りだと話が盛り上がらないと思うんです。
後で編集する人は気が重いし。
引き続き今後も、この世界を盛り上げていきたいと思います。
さて、9月号にはもう一冊ムックが出ますが、それはまた項を改めて。