昨年末に登場したソニーのAマウントのフラッグシップモデル、α99 II。
α7R IIと同じフルサイズセンサーで4K/30p撮影ができ、おそらく動画の画質は信号的にはα7R IIと同じだと思われますが、ビデオサロン誌上ではレポートをしていません。α7R IIと画質が同じで、それよりも動画に向いたα7S IIがあり、しかもソニーはEマウント(しかもフルサイズ)のレンズを次から次へと出してくるという状況で、今あえてAマウントを選ぶという意味を見出しにくいからです。しかも動画時はAFとマニュアル露出を両立できないという制限もあります。
個人的にはこのボディスタイルは好きだし、やっぱりα7系より持ちやすいし、悪くはないのですが、どうしたってビデオサロンでは推しにくいのです。
そんなときに、某筆者が「α99 IIはどうですか?」と尋ねてきました。
すかさず「今さらAマウントはないでしょう。Aマウントユーザーの人たちも早くEマウントに乗り換えたほうがいいんじゃないですか?」(Aマウントユーザーの皆様、並びに開発されているソニーの関係者の皆様、すみません)と答えてしまいました。
「そうなんですけど、Aマウントのレンズ、たくさん持ってるし、気になるんですよ~。待ってたし」
「だったら、Aマウントユーザーの目線で、α99 IIを静止画、動画両方でチェックしてみます? ただ、同価格帯の現在のEマウントのモデルの性能と機能も知った上でないと、客観的なレポートにならないから、α7S IIも同時に借りてみて。α7S II買うはめになっても知らないですよ!」
と提案したら、ぜひぜひ!ということになり、α99 IIをお借りすることになりました。
到着した箱を見てみると、なんとα7S IIのほうが体積が大きそうです。不思議です。
もちろん、ボディサイズは全然違います。
同じフルサイズでも、ボディサイズはこれだけ違います。ソニーAマウント機のバリアングル液晶モニターはよくできていて好きなのですが。AマウントボディのEマウントモデルというのがあれば、もしかしたら、それが動画撮影には最強かもしれません。
レポートはしばしお待ちください。ウェブのみでお届けする予定です。