ブラックマジックデザイン は本日、新しいアップデート版の DaVinci Resolve 9.0.3をリリースした。
今回のアップデートでは、タイムコード機能のないカメラで収録した素材にタイムコードをつける機能、 より使いやすくなったCinema DNG コントロールパレット、AAF およびXML クリップマネージメント、進化したステレオスコピック3Dグレーディング機能、最新のFinal Cut Pro Xバージョン10.0.6でのXMLラウンドトリップのサポートといった機能が搭載される。
Resolve 9.0.3は既存の DaVinci Resolve および DaVinci Resolve Lite ユーザーに無償で提供される。
最新の DaVinci Resolve ソフトウエアは、タイムコードをサポートしないカメラでもプロフェッショナルな撮影での使用を可能にし、正確で同期のとれたタイムコードを編集およびコンフォームに提供する。 タイムコードジェネレーターからのタイムコードをカメラのオーディオトラックに記録すれば、新しいResolve Media Poolタイムコードリーダー機能と組み合わせることによって、どんなカメラでもプロフェッショナルなワークフローに組み込むことが可能となる。
この機能によって、Resolveはオーディオトラック からリニアタイムコード(LTC)を読むことができ、瞬時にそのクリップのビデオタイムコードをアップデートすることができる。
このタイムコードリーダー機能により、今までタイムコードのサポートがなかったために、オーディオと同期をとることができず、ポストプロダクションの現場で使われることがなかった数多くのカメラがハイエンドの制作ワークフローで使用されるはず。
また、最新の DaVinci Resolve ソフトウェアアップデートには、 Cinema DNGカラーパレットの色温度やティントに関するカメラメタデータを表示する機能が含まれる。これにより、Blackmagic Cinema Cameraのようなカメラで撮影し、生成された、Cinema DNGファイルの素材を扱う際に、カラリストは、より精密なカラーコレクションが可能となる。
さらにResolveユーザーは、AAF/XMLをインポートする際に Resolveのストレージライブラリ内の複数フォルダの中からクリップを特定できるようになった。また、ステレオ3Dのコンバージェンス調整のときに、
自動イメージトランスフォーム・アライメント機能をリセットできる機能も搭載された。
DaVinci Resolve 9.0.3 でのその他のアップデートには以下が含まれる:
• 改良された ARRI RAW ディベイヤー機能
• グレースケールDPXファイルの再生およびグレーディングのサポート
・DaVinci Resolve 9.0.3 にオーディオトラックから
タイムコードをシンクさせる新機能を追加
• Phantom Cine グレースケールイメージの再生およびグレーディングのサポート
• 改良された Canon C500 RAW サポート
• SDI 出力へのバーンイン
• 改善されたオーディオ波形のGUIアップデートのサポート
• OS X 10.8.2用の JL Cooperパネル接続 アップデート
• Support for single frame sequences without numbers in the frame;
• 出力サイズがトラクモードとリンクOutput sizing is now linked to the track mode;
• 新しいキーボードショートカットの追加
• Adobe CS6 Premiere Pro のXML スピードチェンジのサポート
• ALE のエクスポートでのフィールドの追加