Ikegamiは、7月20日(木)~21日(金)2日間、東京八重洲にあるビジョンセンター東京にて、最新の放送映像を紹介する「放送映像内覧会 2017-Ikegami Broadcast Equipment-」を開催した。

4月のNABで参考技術展示した4K HDR対応の31型モニター。表示輝度1000nits、色域はBT.2020相当、コントラスト比は1,000,000:1。ネイチャー映像では見たままに近い再現を見せていた。

 

新製品のカメラとしては、2/3型3CMOSのHDカメラ、HDK-73を出展。260万画素の2/3型CMOSの3板式。HLG(ハイブリッドログガンマ)によるHDR機能を搭載しているのが特徴で、色域もBT.2020準拠。

 

池上のカメラのラインナップには、2/3型3CMOSの4Kカメラがあるが、それをベースにした8Kポータブルシステムカメラを技術展示。実際に映像を映し出していた。2/3型のセンサーと8Kとなると当然感度がとれなくなってくることが想像できるが、この技術展示のシステムカメラでは、2/3型4K CMOS 3板を画素ずらしすることで、8Kの解像度を得ている。もちろん本格的な8Kカメラと同等の解像度が得られるわけではないが、従来の2/3型光学系、B4レンズを流用でき、HDカメラと同等の運用性が実現できるのがポイント。ハイブリッドログガンマによるHDR機能も搭載する。カメラヘッド/CCU間の伝送は40Gbpsの超広帯域を実現。出力方式はデュアルグリーン方式を採用している。