パナソニックは、10月に正式に新VARICAM(バリカム)シリーズを2機種発表。新開発スーパー35mm MOS センサーと独自の「AVC-ULTRA」映像コーデックファミリーを搭載した4K カメラ/レコーダー「VARICAM 35」(カメラモジュールユニットAU-V35C1G とレコーダーモジュールユニットAU-VREC1G との組み合わせ)と、最大240fps のHD ハイスピード撮影に対応した2/3 型3MOS 搭載の「VARICAM HS」(カメラモジュールユニットAU-V23HS1GとレコーダーモジュールユニットAU-VREC1G との組み合わせ)。ARRIのアレクサに対抗すべく筐体をとにかく頑丈にし、耐久性を考慮したのがポイント。


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▲VARICAM 35
 VARICAM HSは、解像度はHDながら、カードを差し替えることにより、ハイスピード撮影を連続して行えるというもの。デモでは、スポーツ撮影を想定して、240fps撮影、24pプレイバックの10倍スロー映像を見せていた。
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▲VARICAM HS
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 参考出品としてさりげなく注目なのは、4K対応のB4マウント採用カメラユニット。4Kが放送業界で普及するには、これまでのB4マウントのレンズが使えるショルダーENGスタイルの4Kカメラシステムが必要だと言われているが、ソニー、パナソニックともラインナップに存在しなかった。参考出品はお天気カメラ向きの小型ボックスカメラだが、NDフィルターも内蔵。センサーサイズは明らかにしなかったが単板のようだ。この光学部分をベースに様々な商品展開が有り得るかもしれない。
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 国際会議場のスイートルームでは、4KタブレットにHDMI2.0端子を搭載し、4K/60p映像を表示できるものを参考出品。残念ながら写真撮影は不可だったが、これが実現すると、現場での格安の4k/60pモニターとして使用することができるので、期待は大きい。
 その他に、NHKとの共同開発による新規のP2カードを複数枚使用した8Kスーパーハイビジョンレコーダーも展示されていた。コーデックはAVC-Intra 4Kベースで4並列処理をするというもの。HD-Proxyも同時記録することで、ネットワークを介して編集ワークフローを改善する。
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 IP伝送でのフルHD映像出力を実現する回転台一台型のカメラとして、AW-HE130が登場。1カメラあたり最大4chでのマルチストリーミング出力と、14端末までの映像伝送に対応。IPコントロールブラウザを用いた遠隔地からのカメラ制御など、IPをベースにしたシステム構築が可能になる。また、同社のHDインテグレーテッドカメラのライナップと合わせて設置、使用することで、俯瞰の全体映像を撮影するコントロールアシストカメラとして、AW-HEA10も登場。HEA10からの映像をWi-Fi経由でタブレット端末(現状では、iOSのアプリのみ)に表示して、その画面上でポイントを指定して、組み合わせたカメラのパン、チルトやズームなどのカメラ制御を行えるようになる。
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▲回転台一体型カメラのラインナップ
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▲iPadでモニタリングと組み合わせたカメラの操作ができるコントロールアシストカメラ、HEA10
 
●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
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