DJIは4K対応カメラ搭載マルチコプターと一眼用ジンバルを展示
セキドブース。空撮用マルチコプター Phantomシリーズでお馴染みのDJIがハンドヘルドの3軸ブラシレスジンバルDJI RONINを展示。デジタル一眼からRED EPICクラスのカメラを搭載でき、「自動チューニング」ボタンをタップすることでカメラの重量バランスを調整できる。2人体制で操作する際に、カメラを独立してパン・チルト・ロールできるリモコンも付属する。価格は344,900円(税込)。
4K30p撮影対応カメラを搭載するDJI Inspire 1。フライトとカメラ操作の2人でのコントロールにも対応する。カメラ部はソニー1/2.3型CMOSセンサーが採用されており、開放F値はF2.8、画角は94°となる。輸送時のカメラトラブル、ジンバルトラブルを回避するため、着脱可能になっている。4K映像は最大ビットレートが60Mbps。3840×2160の放送規格に加え、4096×2160のシネマ4K(24p/25p)にも対応する。記録メディアはmicroSD(SD、SDHC、SDXC)。DJI Lightbridgeの技術を採用し、タブレット端末等から撮影中の映像のモニタリングができる他、地図の指定ポイントを自動航行できる機能やGPSを感知できない室内でのアシスト機能なども搭載する。価格は379,800円~。
ライブ配信機のTriCasterが超コンパクトに
ライブ配信や収録現場でファンの多いTriCasterシリーズにコンパクトモデルTriCaster Miniが登場した。スイッチャーやテロッパー、バーチャルセットの機能はそのままに外形寸法11.7×23.4×20.1cm、重量4.1kgと小型軽量に。HDMIの4入力を備えるほか、LAN経由でパソコン画面やAirPlayでiPhoneやiPad等の画面を最大2系統読み込める。録画は同時に4ch可能。パナソニックのリモート操作カメラAW-HE130との連携も可能でパン・チルト・ズームの操作をTriCasterで行うこともできる。7インチLCDディスプレイ付きHD-4i(1,490,400円)とディスプレイなしのHD-4(1,231,200円)をラインナップする。2014年12月25日までInterBEE展示記念特価キャンペーン実施中。
リーベックALLEXにショートサイズとロングサイズを参考展示
人気の国産スライダー、リーベックALLEXシリーズ。現行モデルはレール長800mmだが、今回の展示では400mmと1200mmバージョンも参考展示。1200mmは二台の三脚での使用が前提となる。レール端に取り付ける脚は、これまで六角レンチのM4ネジ3本で固定していたが、写真中央のようなツマミ付きのネジが設けられ工具なしで着脱可能になった。専用キャリングケースも合わせて展示させていた。
折れ曲がるLEDライト
JHDブース。香港のDEITY社製三脚に取り付けられて、折れ曲がるLEDライト・Boa(ボア)。3200、5600、7200Kのモデルをラインナップ。
GoPro用ジンバルをブームに取り付けて手元でモニター
よしみカメラブース。人気のGoPro用ジンバルFEIYU FY-G3 ULTRA 3軸をつかった参考展示。GoProのWi-Fi機能をつかえば撮影中もモニターできるものの、タイムラグが大きいため手元のモニターで確認できるようにしたもの。ブームに取り付けて様々なアングルが狙える。
アツデンはデザインを刷新したショットガンマイク新製品を展示
アツデンは2015年4月発売予定のマイク3製品を展示。いずれも価格は未定。
ステレオショットガンマイクSMX-30はビデオカメラと組み合わせて使う時のバランスを考えてデザインを刷新。Xの形をした新開発のショックマウント「X-アブソーバー」でカメラからの不要な振動を吸収して抑える。端子は3.5mmL型ステレオプラグ。電源はボタン電池またはプラグインパワーに対応し、新しくLEDによるバッテリー残量表示を搭載した。指向性は環境に応じてショットガン(モノラル)、90度ステレオ、120度ステレオの3段階に切り替え可能。ローカットスイッチ、3段階の入力レベルスイッチを備える。
また、SMX-30の機能を省いた廉価モデル・SMX-15も発売。指向性はモノラルとステレオの2種類で、電源はプラグインパワーのみとなる。
SGM-250は全長250mm・超指向性の小型ビデオカメラ用ショットガンマイク。従来モデルとの最大の違いは電池残量の分かるLEDが付いた点。また、デザインも刷新され、金属ボディやプロテクタにより堅牢性が向上。XLR端子部には同社の工場所在地にちなんで富士山のマークが入れられている。音質は新しいマイクユニットの採用により向上し、ハイエンドモデルに迫る品質を実現したという。電源は単3乾電池またはDC48Vのファンタム電源に対応し、ファンタム電源使用時は電池側が完全にOFFになる仕様になっている。
その他、4チャンネルポータブルミキサーの新製品を展示。FMX-42uは従来製品FMX-42にUSB出力を付けたもので、2015年2月発売、価格は16万5千円。パソコンやスマートフォン、タブレットなどのUSB対応機器に出力して録音でき、フィールドで環境音などを収録する時に活用できる。
フォステクスはオーディオレトリバーのレッドモデルを発売
フォステクスはオーディオレトリバーAR101Lの新色モデルを発売。従来のボディは黒のみだったが、新しくレッドモデルを12月初旬から発売する。スマートフォン、タブレットやデジタル一眼に接続して使う小型軽量のマイクユニット。iOS搭載機器では専用アプリを使うことで入出力の詳細設定を行える。
また、コンパクトな4CHラインミキサーAR704を参考出品。ワイヤレスなども含めて複数のマイクを使う時に3~4入力必要になるという人に向けた製品で、ミニプラグでの4入力(ステレオ×2)に対応する。
ティアックは新製品のマイクロリニアPCMレコーダー等を展示
ティアックはタスカムブランドの新製品、マイクロリニアPCMレコーダーDR-10X、DR-10CS、DR-10CLを展示。写真はDR-10XをマイクのXLR端子に取り付け、モニター用のヘッドホンを挿している様子。
デジタル一眼カメラと組み合わせて使うリニアPCMレコーダー、DR-70DとDR-60DMKⅡも展示。写真はDR-70Dを首から下げ、手持ちマイクの音を入力しているフィールド録音のスタイル。
●過去のInterBEEレポート一覧はこちら
http://www.genkosha.com/vs/report/interbee/