2010年11月17日(水)~19(金)の間、幕張メッセで開催された国際放送機器展『Inter BEE 2010』。パナソニックブースでの展示を紹介。今年のパナソニックブースの目玉は、やはり『3D』、そして発売が待たれているAG-AF105に注目が集まっていた。(20日追記)


今年もメインステージでは3Dデモが華々しく開催


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▲パナソニック・ブースの中央に陣取るメインステージ、そこでは昨年以上に3D関連のデモが大々的に行なわれていた。ステージ前に集まった人は3Dメガネが配られ、業務用カメラのAG-3DA1や家庭用カメラシステム(HDC-TM750+VW-CLT1)、そして3D対応マルチフォーマットライブスイッチャーAV-HS450の紹介とともに巨大スクリーンで3Dデモを鑑賞。
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▲舞台前では、3DA1をステディカムに据えての実演デモも。
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▲パナソニックの<AVCワールド+3D>カメラ・ラインナップ展示。多くの人が触ったり写真に撮っていくのは、やはりAF105。

マイクロフォーサーズ規格準拠の業務用HDカメラレコーダー AG-AF105


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▲映画用35mmフィルムとほぼ同じ面積の4/3型イメージセンサーを持ち、業務用では初となるマイクロフォーサーズ規格対応のレンズ交換式カメラ、AF105。シネライク映像制作に適した操作系もあわせもつこのカメラは、国内外のカメラマンの注目を浴びていた。本体希望小売価格837,900円。
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▲様々なレンズを装着するデモ機。上はオリンパスのEDレンズ 14-35㎜、下はパナソニックのLUMIX G FISHEYE 1:3.5/8。
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▲HORSEMAN マイクロフォーサーズ対応 レンズシフト/チルトコントロールシステム。
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▲熱心にデモ機で操作を確認する外国人来館者。
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▲パナソニックのスイートルームでは、AF105に、このたび発売されるカールツァイスのコンパクトプライムCP.2を直接つけた実機を展示。コンパクトプライムCP.2は、PLマウント以外を最初から選択でき、マイクロフォーサーズ用、キヤノンEF用、ニコンF用がすでにアナウンスされている。これはもちろんマイクロフォーサーズ用で、直接つけられるのがポイント。日本での価格は未定だが、個人でも買えるような戦略的な価格にしたいとのこと。マウントアダプター部はオプションなので、レンズを購入して、EOSとAF105の両方で使うことも可能。

3Dは鑑賞以外に映像制作面も活気づく


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▲撮影から編集、コンテンツ販売までのワークフロー。3Dワールドの牽引者を自認するパナソニックは、3D映像制作を全面的にサポートする姿勢を見せる。AG-3DA1で撮った映像を3D編集するシステムとして、シネフォームNeo3D+アドビ システムズAdobe Premiere Pro CS5、そして、ダッシュウッドStereo 3D Toolbox 2+アップルFinal Cut Pro 7 をそれぞれデモ。
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▲ 一際目立っていた、3DA1用水中ブリンプ(展示協力㈱DVC)。