3月18日と19日の2日間、東京表参道にある青山学院アスタジオにおいて、学生映画祭、AOYAMA FILMATE2015~未来を映す映画祭が開催された。応募された数十本の中からノミネートされた8本と主催者枠の1本の計9本を上映。その間にプロとして現場で活躍されている映画人がゲストとして講演を行なった。両日とも、上映終了後にレセプションも開催された。
二日目の最後に観客による投票が行われ、AOYAMA FILMATE大賞は柴野太朗監督の『モラトリアム・カットアップ』が選ばれ、副賞として「森の映画祭2015」の推薦枠を獲得。またノミネート作品には、ビデオサロン編集部から、ムック2冊(「シナリオを一度あきらめた君へ」「図解・実践 新版映像ライティング」)が贈られた。


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▲「10年後の君へ」がノミネートされたかつりか監督(慶応義塾大学映像工房in front of./写真左)とその作品の講評を話す林和哉氏。ゲストは多岐にわたっており、作品上映の後に、ゲストの講演が続く。上映作品の監督が檀上で感想を語るとともに、ゲストから質問や講評、アドバイスが送られ、その後、ゲストのトークになるという流れ。
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▲「ジュアラピックス」がノミネートされた前田康太朗監督(立命館大学 映像学部制作ゼミ 卒業制作前田組/写真左)と「ジャスティスプロモーション」(ヒラバヤシケンイチ監督/多摩美術大学映像制作チーム茶番堂)の作品に登場したジャスティスマン(右)。
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▲「ごめんねマリモ」がノミネートされた鯨岡弘識監督(慶応義塾大学Flicks/写真右)と「紫陽花の喰べ方」がノミネートされた小根山悠里香監督(日本大学藝術学部卒業)
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▲写真左より、「日陰のスワン」の早坂裕介監督と主演の有川美穂子さん(早稲田大学シネマプロダクション)、ゲストの小林聖太郎監督、照明技師の中須岳士氏。
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▲最後は、大阪芸術大学の卒業制作である「剥き出しにっぽん」がPFFグランプリを受賞し、その後、着実にキャリアを積み「舟を編む」で日本アカデミー賞監督賞などを受賞した石井裕也監督を迎えて、学生監督が話を訊いていくというプログラム。
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▲来場者に投票により、「モラトリアム・カットアップ」の柴野太朗監督(東京造形大学)が大賞を受賞。ゲストの深田晃司監督より表彰状を授与される。
※今回の作品の傾向や制作機材については、4月20日発売のビデオサロン5月号でレポートします。