銀一ブース

銀一株式会社 海外商品部 営業・宣伝広報の清水雅之さん。ブースには上下左右にフレキシブルに移動撮影ができるC-Pan Armの小型版で7月に発売開始された新製品のMini C-Pan Armをはじめ、販売総代理店を務めるRODEのマイク製品を中心に展示されていた。

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9ソリューションズ Mini C-Pan Arm

Mini C-Pan Armは本体重量1.5kg、40cm 以下の収納サイズで持ち運べる移動撮影用の特機。スライダーのような縦横の直線移動の他、内回り、外回りの円弧を描くような動きもできる。直線移動距離は60 cm、最小回転半径60 cm。価格は88,000円。

▲自由雲台に取り付けると上下の移動撮影にも対応できる。三脚への取り付けは1/4インチまたは、3/8インチネジ。

RODE VideoMic Pro+

コストパフォーマンス抜群のビデオカメラ用ガンマイクVideoMic Proの新モデルVideoMic Pro+。Rycote製のショックマウントを備え、従来のカプセル/ライン チューブ、ウィンドシールドを改善。自動電源ON/OFF機能を備え、カメラのON/OFFスイッチと電源の供給を連動できる機能も搭載。価格は38800円。

▲マイクの背面には電源ボタン。2 段階のローカットボタンを備え、空調や道路からの低周波ノイズを軽減できる。また、3 段階のゲイン コントロール。+20dB 機能搭載

▲バッテリーは付属 の新型 LB-1 バッテリーまたは単 3 電池 2 本から給電できる他、Micro USB接続でモバイルバッテリー等から連続給電にも対応する。

Y.D.S.ブース

映像制作や機材レンタル・販売を手がけるY.D.S.はビデオグラファーの間でも人気の高いPilotfly製のジンバル3種類を展示。左からミラーレス一眼用のH2-45、コンパクトデジタルカメラ用のC45、ソニーアクションカム用のAction1。写真左はY.D.S.代表の八島 伸行さん。

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Pilotfly H2-45

Pilotfly H2-45は最大2.2kgの耐荷重に対応するミラーレス一眼向けジンバル。全モデルではジンバルに取り付けた際、カメラの液晶モニターが隠れてしまっていたが、アームを斜めに配置する構造になったため、写真の通り操作時もカメラの液晶モニターを見ながら撮影ができる。価格は122,000円(税別)。

 

▲移動撮影時の上下揺れを抑えるアクセサリーZA1。29,000円

 

▲ジンバルのグリップ底面には三脚穴も設けられ、ミニ三脚を取り付けることもできる。

 

▲スマホアプリSimpleBCG32の機能にBluetooth接続でジンバル本体と接続し、スマートフォンのジャイロセンサーと連動してジンバルを遠隔操作できる機能も搭載されている。スマートフォンを三脚等に取り付けて使うとジンバルを離れた位置からパン・チルト操作できる。

▲SimpleBGC32の遠隔操作画面。

 

タスカムブース

タスカムブースでは話題のピンマイクレコーダーDR-10Lを始め、リニアPCMレコーダーの新製品が展示された。タスカムブランドの製造販売を行うティアック株式会社の佐藤えり沙さんが手にしているのはDR-10LのホワイトバージョンDR-10LW。ウェディング関係のビデオグラファーからの要望も多く、新たにラインナップに加わる。

 

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タスカムDR-10L

小型で被写体に身に着けてもらい、付属のピンマイクを接続して使う小型リニアPCMレコーダー・DR-10L。単4電池一本で約10時間駆動でき、Micro SDで収録する。シンプルな操作が受けてビデオグラファーの間でも愛用するユーザーが多い。価格はオープン(実売は25,000円前後)。

 

タスカムDR-10CS

▲DR-10Lの原型となっているのは、2014年末に発売されたワイヤレスマイクのマイクとトランスミッター間に接続するリニアPCMレコーダー・DR-10Cシリーズ。ゼンハイザー製品、シュア製品対応モデルに加えて、オプションパネルを組み替えることでソニー製やラムサ製のワイヤレスマイクシステムに対応できる。会場ではゼンハイザー製品と接続できるDR-10CSをRODEのワイヤレスマイクと組み合わせて展示していた。

 

タスカムDR-07MKII-JJ/DR05 ver2-JJ

▲ハンディタイプのリニアPCMレコーダーDR-07MKII-JJ(2017年1月発売・オープン価格[14,000円前後])とDR-05 VER2-JJ(2016年11月発売・オープン価格[11,000円前後])。07MKⅡJJはA-B/X-Y方式で収録できる可動式ステレオコンデンサーマイクを備える。音圧125dB SPL(ロックコンサートや飛行機・電車など)の大音量も歪まずに録音できる。ピークを検出して自動的に最適なレベルを設定するピーク検出機能なども搭載する。

RAIDブース

Red Digital CinemaやSmallHD製品などの販売代理店の株式会社 RAIDの黒澤 桜さん。会場にはRED RAVEN(生産が追いつかないほど注文が殺到中)をはじめ、映像制作者の間でも定評のあるSmallHDのモニターなどが展示されていた。

 

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SmallHD Focus

新発売の5インチタッチスクリーンモニターSmall HD Focus。ミラーレス一眼との相性も良い。カメラのシューマウントも付属。1280×720ドット。800nits。プリセットでS-LogやV-Log、BMD Filmなど多彩なLUTを収録するほか、ピーキング等のフォーカスアシスト機能も備える。価格は66,000円(税別)。

 

▲電源はソニーのLバッテリー。モニターに接続したLバッテリーからカメラに電源供給することもできる。

 

SmallHD 703 Ultra Bright

703 Ultra Bright(右)は2200nitsととにかく明るさを追求した7インチのHDモニター。屋外での視認性もよく、またHDR用プレビューとしても使われそう。波形、ベクトル表示、3D LUTを搭載している。価格は396,000円(税別)。サイズのバリエーションとしてBrightタイプには5インチタイプの503 Ultra Brightもある。こちらは330,000円(税別)。

 

Broken Anchor Design ZERO

BROKEN ANCHOR DESIGNというメーカーの一眼用のスチルレンズにフォローフォーカス用のギアを装着できるリング。スチルレンズにフォローフォーカスを使う場合には、ギアをレンズごとに用意していたが、こちらを一つ用意すれば60-92mm径のレンズに装着できる。価格は39,500円(税別)。

 

▲関節アームシステムの動き。

リーベックブース

自立型一脚のHFMPが好調のリーベック。三脚・一脚・ジブアーム・スライダーといった撮影機材の設計・開発・製造を行う老舗メーカー。平和精機工業株式会社の櫻井貴司さん。

 

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リーベックZFC-L

パン棒に取り付けて、ズームとフォーカスを操作できるリモートコントローラーZFC-L。価格は12,000円(税別)。ズーム速度はレバーの傾き角度で速度を調整できる。側面にはパン棒を逆手持ちした時のためにズームの方向の切り替えスイッチを備える。

 

▲会場ではFS5と電動ズームレンズと組み合わせて展示されていた。写真はパン棒を逆手にした状態。

 

リーベックHFMP

愛用するビデオグラファーも多い自立型動画用一脚HFMP。自立/解除のロック機構も屈まずに足でワンタッチ切り替え。三段式で、高さは74.0~176.0cm。重量は1.8kg(一脚のみ)。価格はヘッドありのHFMP KITが37,000円(税別)。ヘッドなしのHFMPが22,000円となる。

 

 

ベルボンブース

ベルボンと言えば、コンパクトに折りたたみできるウルトラロック機構を採用したUTシリーズやカーボン製のUTCシリーズが好調だが、2015年からオーストラリアの三脚メーカーMILLER(ミラー)の輸入代理権を獲得し、販売している。「MILLER」のパネルを掲げるのはベルボン株式会社の中島直人さん。

 

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ミラー3010 エアー ソロ 3st CF システム

この日のセミナーの登壇者であるビデオグラファーの鈴木佑介さんも太鼓判を押すミラー3010 エアー ソロ 3st CF システム。段数は4段。高さは35.7~200.7cmと一台で幅広いカメラ高で撮影が可能。カーボン製なので、この大きさの三脚としては軽量な重量5kg。すぐに持ち運べるショルダーストラップも付いている。価格は205,000円。

 

▲カウンターバランスの切替は2段階で、適正荷重は2kg~5kg。

 

ベルボンBlack Edition Pro

最近の人気商品はパワークランプ Black Edition Proだという。2重ネジ構造で素早い着脱が可能。スマートフォンホルダーを外して、カメラ用クランプとしても使える。対応するスマートフォンのサイズは幅 56 ~ 85mm。クランプ部分の開脚幅は0 ~ 75mm。価格は3900円。

ケンコープロフェッショナルイメージングブース

ケンコープロフェッショナルイメージング(KPI)は期末の棚卸しのため機材展示のみの参加となった。各ライトの説明をしてくれたのは銀一の鈴木さん。

 

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ハイブ・ライティング WASP-100C

ハリウッドでは環境意識が高まる中で、消費電力の節約に貢献できるプラズマ照明のニーズが増えているという。アメリカHive Lighting社は2011年に設立された会社でプラズマ照明で大きく成長した会社だという。新製品のWASP100-cはゼリフィルターなしに100万通りの色を作り出せるS.H.O.T.システムを装備するLEDライト。100Wの消費電力でタングステン650Wと同等の出力を持つ。色を変えられるLEDライトというとARRI Skypanelをイメージするが、それに比べると比較的安価で購入できる。価格は178,000円(税別)。

 

 

ライト&モーションSTELLA1000

水深100mの防水性能を備え、オプションのフレネルレンズ使用時は1mで1000luxの照度。コンパクトな設計ながら照射角は120度と広い。本体上部のスライダーで明るさを調整できる。バッテリーは内蔵式で1000ルーメン時は90分、125ルーメン時は700分駆動する。価格は62,000円(税別)。