タスカムのショットガンマイク型リニアPCMレコーダーを参考展示


プロ向け動画エリアのティアックブースではデジタル一眼動画撮影向けのショットガンマイク型リニアPCMレコーダー「DR-10SG」を参考展示。春くらいに発売予定で価格は未定とのこと。
ショットガンマイクの根元にPCMレコーダーが合体したような形状で、デジタル一眼などのカメラシューマウントに装着することで機動性を保ったまま高音質の動画記録が行える。ウィンドスクリーンは取り外し可能。音声はマイクロSDカードに記録し、録音機能はシーンに合わせた4種類のEQプリセットとスレートトーンなどを搭載する。また、3.5mmジャックの音声出力を備え、ヘッドホンを挿して音声をモニターしたり、カメラのマイク入力に繋いでカメラ本体で音声記録することもできる。
質量は電池を含めても110gと軽量。電源は単4電池1本で8.5時間連続駆動させることが可能だ。

Bluetooth対応のデスクトップ用モニタースピーカー


また、同じくティアックブースでは2月に発売されたスピーカーの新製品タスカムVL-S3BTを展示。Bluetoothを搭載したデスクトップ用モニタースピーカーで、幅110mm、高さ170mmというコンパクトなサイズの筐体に2ウェイアンプを内蔵。80Hz~22kHzというワイドな周波数特性を実現する。
本体背面にはRCAピンジャックのステレオ入力と3.5mmステレオミニ入力端子を備え、RCA-フォーン変換ケーブルを同梱。Bluetoothを内蔵しているのでBluetooth対応のスマートフォンやパソコンとワイヤレスで接続して音源を再生することも可能だ。価格はオープンで実勢16,700円前後。

マンフロットのLEDライト「Spectra」新モデル


マンフロットはBluetooth搭載のLykosのほか、LEDライト「Spectra」の新モデルを展示。初夏発売予定。
「SPECTRA2」(¥32,000)、「MICROPRO2」(¥48,000)、「CROMA2」(¥58,000)の3モデルがあり、いずれもCRI93以上という高い演色性を誇り、0~100%の調光補正に対応。電源は付属のAC電源のほか、単3電池、ソニーLバッテリーを使うことができる。前モデルは砲弾型のLEDを採用していたが今モデルでは表面実装型のLEDとリフレクター、コリメーターレンズを組み合わせることでより明るくムラのない光を実現しているという。色温度は「SPECTRA2」と「MICROPRO2」は5600K固定、「CROMA2」のみ約3100K~5600Kまで調整することができる。また、明るさは「SPECTRA2」が約650lux、「MICROPRO2」が約940lux、「CROMA2」は約800~900lux。いずれもディフューザー3枚のほかにミニボール雲台が付属し、ズムーズに角度調整を行える。

サンディスクはビデオ編集にも適した超高速SSDを新発売


サンディスクはポータブルSSDの新製品を展示。「エクストリーム900ポータブルSSD」は動画ユーザー向けのモデルで、最大850MB/秒というHDDの最大9倍の超高速読み取り・書き込みに対応することで大容量の4K動画ファイルでもスムーズにデータ転送できる。パソコンとの接続にはUSB3.1Gen2、USB3.0 10W/2A容量以上(USB TypeAとTypeC)に対応するが、高速転送を行うにはUSB3.1Gen2接続が必須になる。発売は4月で、容量480GB、960GB、1.92TBの3モデルをラインナップ。価格はオープンで、実勢価格は480GBが45,000円前後、960GBが75,000円前後、1.92TBが120,000円前後。

ケンコー・トキナーはスマホ用カメラリグBeastgrip Proを展示


ケンコー・トキナーはスマートフォンでの本格的な動画撮影を可能にするカメラリグシステム「Beastgrip Pro」を発売。3月25日発売。
幅50~92mmの各種スマートフォンを取り付けられる樹脂製フレームとカメラをしっかりホールドするためのハンドル、対応の交換レンズやフィルターを取り付けられる37mm径の可動式レンズマウントを組み合わせて使用する。フレームには標準径のネジ穴が5カ所開いており、三脚やスタビライザーなどに取り付けが可能。上部にあるコールドシューにはマイクやLEDライトなども装着することができる。
Beastgrip Proはオープン価格で推定19,980円前後。37mm径の交換レンズとして0.43xスーパーワイドレンズ、フィッシュアイレンズも発売する。いずれも前後に分割すると後ろ側がマクロレンズになるというもの。そのほか、レインカバーやストラップ、パワーバンク、ニコン・キヤノンレンズ用DOFアダプター、ケンコーブランドの各種レンズなども発売予定。レンズサポートシステムも開発中だという。

撥水・撥油コーディングのフィルターにNDが新登場


同じくケンコー・トキナーではPRO1D Lotusフィルターの新シリーズ、NDフィルターを展示。ND4/ND8/ND16(37~82mm径)の3製品を4月に、ND32/ND64を7月に発売予定。PRO1D Lotusシリーズは撥水・撥油コーティングが施された高い耐久性が特徴で、これまでにプロテクターやC-PLフィルターが発売されている。ブースではペットボトルの水を撥水コーティングありのフィルターとなしのフィルターにかけて水の弾き具合を見せるデモンストレーションが行われていた。

カシオはアクションカメラと連携して使えるスマートウォッチを展示


カシオは新製品のスマートウォッチ「Smart Outdoor Watch WSD-F10」をアクションカメラ「EX-FR100」と合わせて展示。発売は3月下旬の予定。時計の盤面部分がタッチ操作対応の液晶モニターになっており、EX-FR100のカメラ部とBluetoothで接続すると、スマートウォッチ上で撮影前の画角を確認したり設定・録画操作などを行うことができる。ただし、動画の録画が始まるとバッテリー節約のため画面はブラックアウトする仕様。録画ファイルの再生にも対応する。