EOS 80Dのテスト機が思ったよりも早く到着した。これが発表されたときから、動画重視の姿勢は両手を挙げて大歓迎なのだが、いったいこれをどう扱ったらいいのだろうか、という悩みが続いている。
APS-Cの動画重視デジタル一眼といえば、ソニーのα6300。
並べるとこんなに違う。思った以上の差。これでα6300のほうは4K撮れるし、動画撮影時にEVFは使えるし、しかも電動ズームがしたいのであれば、ソニーには、E18-105というレンズがあって、アダプターをつなくても電動ズームができる。
80DはEFレンズの資産が活かせるのはいいし、AFの感覚も結構いい。EFレンズを持っていて、スチルがメインで動画はサブという人にはEOS 80Dがいいのだろうが、ビデオサロンで期待する記事で動画はサブ、っていうのはアリなのだろうか?
このカメラ、とても好印象で応援したいのだが、
ビデオ系の人で、誰がこのカメラの動画を喜ぶのかというのがはっきり見えてこない。
ブライダルのようなイベントビデオグラファー的な使い方だろうか?
というのも、EOS MOVIEユーザーは、当然EOS 5Dの次を待っているわけで(価格は置いておいて)。
EOS 80Dのボディサイズであれば、フルサイズ、しかも4K、そう、やっぱりEOS 5Dの4K待ちでしょう?
当然フルHDの120pはやってくれるとして。
ということで、80Dを誰にどういうレポートをお願いするか…悩む。
ちなみにα6300は、4KとフルHD120pメインのテストでまずは菅原安さんにお願いした。
わたしもほぼ発売日に購入し、もう取材に使いまくっている。
動画は、土日に試し撮りしてみたが、ざっくりとした印象は以下のとおり。
4K24P…すばらしい!
4K30P…まあまあいい。
フルHD…ボケボケ、甘い。ノイズが多い。
フルHD120P…おもしろいけどノイズが多い。
S-Log…ISO800から設定できるので結構使える
ということで、動画は4K24P、S-Log専用機に決定。
たぶん、ソニー技術陣は4K24Pだけちゃんと画作りして、
あとは時間的に間に合わなかったのじゃないかと思う。
HDのタイムラインでHDに書き出しとしても、4K素材のほうが圧倒的にS/Nがいい。
気をつけなかればいけないのは、4K時のローリングシャッター歪み。
それから、S-Logの設定にしたままモードダイヤルだけ変えて写真を撮ってしまうこと。
特にS-Logアシストを入れていると気がつかずにやってしまう。
ということで、支離滅裂な途中経過報告でした。