池上通信機は、小型・軽量の超高感度マルチパーパス3MOS HDTVカメラ、HDL-F3000を新開発し、7月より販売を開始した。ヘリコプタや移動中継車などの小型防振装置搭載用カメラとして最適なもの。
HDL-F3000は、小型カメラヘッドとCCU(カメラコントロールユニット)の分離タイプ。カメラヘッドは、奥行き寸法を80mmに抑えたため、小型防振装置に搭載の場合でも、高倍率レンズ用に必要なスペースを充分に確保できる。
また、防振装置内でのケーブル取り回しを考慮し、カメラヘッドは背面へのコネクタプラグの突出をなくしている。CCUにカメラの信号処理ASICなどの映像処理の主要部分を搭載しているためメンテナンスが容易であると同時に、防振装置には消費電力の少ないカメラヘッドのみを搭載するため、過酷な環境下で使用される小型防振装置の負荷を減らし、内部の温度上昇を抑えることにより、一体型の機器と比較して安定した運用が可能。
センサーはフルHD(1920x1080)対応の260万画像2/3型3MOSセンサー。放送用HDTVカメラと同一のデジタルプロセスASICの採用により、解像度1000TV本、S/N64dBの高画質を実現する。最低被写体照度は0.0068lx(フレーム蓄積時は、0.000057lx)で、星光下のように光が少ない場面でもカラー撮影ができる。
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