前号のビデオサロン誌やインターBEEレポートで詳しくお届けしたソニーのNXCAMがついに正式発表され、1月7日から発売開始された。型番はHXR-NX5Jで、価格は609,000円とほぼ予想どおり。


◆新しい情報としては「アクティブ手ブレ補正の採用」と「SD/SDHCカードへの対応」
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NXCAMについては、本誌でもこのウェブ上でも詳しくレポートしているので、
こちらを参照
実機が正式発表され、判明されたポイントのみを列挙しよう。
まず価格だが、HD-SDIがついていることもあり、ベースとなったHDV機のHVR-Z5Jよりわずかに高い、609,000円である。これは想定したとおり。
次に、記録メディアだが、当初はメモリースティックPROデュオのみとされていたが、InterBEE会場での反応を受け、SD/SDHCカードにも対応となった。
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写真は、メモリースティックPROデュオだが、SDカード系は逆向きに挿す。機能的には同等であり、SDカードだからといって、制限される機能はない。ただしスピードはClass4以上を推奨。
手ブレ補正は、歩き撮りに効く、アクティブ手ブレ補正が追加された。これは電子式も組みあわせたタイプで、手ブレ補正は、アクティブ、スタンダードから選択する。
特徴としては、フラッシュメモリーカードをドッカブルにでき、同時記録が可能なこと。
128GBの専用フラッシュメモリー(HXR-FMU128/147,000円)も正式発表された。
本体メモリーはHD、フラッシュメモリーはSD画質といった使い分けも可能。
さらに同時記録しながら、HD-SDI出力も可能なので、様々な現場で活用できるカメラになっている。
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▲左がフラッシュメモリー装着部。装着しないときはカバーがされる。右が装着したところ。本体にぴたりと収まり、薄型バッテリーのようだ。Z5JやZ7Jと異なり、装着したままバッテリーの交換も可能。
そのZ5Jと外観を比較するとこんな感じ。
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▲HXR-NX5J
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▲HVR-Z5J
※NX5Jについては、1月20日発売のビデオサロン誌2月号において、画質テスト含めレポートしています。ウェブにも追ってデータをアップしていきますので、発売日までお待ちください。