※この記事はビデオサロン2017年9月号に掲載された連載を転載したものです。その後アップデート等によりインターフェイスや機能が変更されている可能性があります。
第20回:充実のフォントサービス「Typekit」
テロップの作成においては、読みやすさ、インパクトといった様々な観点からフォントの選択がひじょうに重要となる。Creative Cloudには「Typekit」というフォントサービスが付属しており、合計1000以上、日本語フォントだけでも30を超えるフォントが追加料金なしで利用できる。フォントの提供元としては日本語フォントのトップブランドである「モリサワ」も名を連ねており、従来であればそれなりのコストがかかっていたバラエティ豊かなフォントを標準で利用できるという大変便利なサービスとなっている。
また、特にビデオユーザーにとっては「ライセンス」の面からも魅力が大きい。実は、市販品でもフォントによっては「放送用には別途ライセンス契約が必要」というものも存在し、Windowsに標準付属する「MSゴシック」なども放送には使えないという解釈が一般的だ。Typekitで提供されるフォントは放送用にも利用できるライセンスとなっているので、制作したコンテンツが後に放送に乗ることになったような場合にも問題なく対応できる。
デザイン的な側面はもちろん、実務的な面でも標準で充実したフォントサービスが提供される意義はとても大きい。是非とも積極的に利用しよう!
◉Typekitへのアクセス
◉フォントの検索と追加
◉画像上のフォントを検索できる「マッチフォント」
◉ネット動画にも向いた「源ノ」シリーズ