NABでのキヤノンブースは、主にCINEMATIC PRODUCTIONとBROADCAST PRODUCTIONの2つのエリアに分けて、関連する製品の展示がされていた。
CINEMATIC PRODUCTIONでは新発表のC700FFをはじめ、HDRモニター等の展示
シネマカメラを中心に集めたCINEMATIC PRODUCTIONエリアのタッチ&トライコーナー。NABに合わせて発表された38.1×20.1mmのフルフレームCMOSを搭載した同社ハイエンドシネマカメラEOS C700 FFをメインにHDRモニターなどの展示がされていた。
EOS C700 FF。会場では映画の現場で愛される2.39:1のアスペクト比で撮影できるアナモフィックレンズと組み合わせた展示されていた。
HDR用のレファレンスディスプレイDP-Vシリーズ。4月下旬発売予定の24型のDP-V2421は12G-SDI端子を搭載。最大1200cd/m²の高輝度に加え、HDR方式のHybrid Log-Gamma、PQをサポート。17型のC1711(最大600cd/㎡)なども展示されていた。
2018年10月上旬に発売予定のCINEMA EOS SYSTEMのデジタルシネマカメラ用交換レンズ「EFシネマレンズ」の新製品CN-E20mm T1.5 L Fも展示。これまで他社レンズにはある20mmのレンズがラインナップされておらず、それを望むユーザーの声に応えて開発した。奇数枚数の絞り羽根は光芒の数が2倍になるという現象を利用し、CN-Eレンズはすべて11枚絞りを採用し、光が柔らかく拡散する。
BROADCAST PRODUCTIONゾーン
BROADCAST PRODUCTIONエリア。タッチ&トライのコーナーでは、ひな壇が組まれて放送用レンズを様々な試せるようになっていた。
参考展示ゾーンでは商品企画中のユニークな製品も
会場では映画・放送エリアとは別に現在、商品企画中の参考展示も行われた。仕様等は未定で、こうした展示会で来場者の意見を聞きながら固めていきたいという。
ファインダー型カメラの参考展示。
ビューファインダーのように覗いて映像が撮れる。
スマホとLightning端子で接続して、映像を観ながら撮れる。スマホの広角レンズをカバーするため、望遠を強化したり、被写界深度の浅い映像を撮れる仕様にすることも検討中だという。
電動雲台とカメラが一体になった小型カメラ。ミニ三脚とストラップ。被写体の自動トラッキング機能なども備える。
カメラのホットシューに取り付けた状態。
ハンドルに取り付けてジンバルのように取り付けたり、スマホからリモート操作ができるといった使用スタイルを想定している。
●メーカーサイト
http://cweb.canon.jp/product/pro-img-sys/index.html?id=json