昨日、発表されたニコンのフルサイズミラーレス一眼、Z 7とZ 6。動画的にも注目の一台です。動画ユーザーが気になるところを短い時間にチェックしてみました。
ボディは小型というよりも薄さが印象的です。液晶表示窓はシャッター、絞り、ISO、バッテリー程度のシンプルなもの。動画RECボタンは赤いボタンです。
驚くのはフルサイズのセンサーに対して、マウント口径が大きいこと。ソニーαを見慣れていると、このマウントはフルサイズ前提に設計したことがよくわかります。
動画の記録モードトフレートレートの設定のメニューは、D850などとまったく同じです。
今回新たに加わったのは、Logで、ニコンオリジナルということで、N-Logとネーミングされています。ただしN-Logでのカード記録はできず、HDMIから出力の設定のなかにN-Log設定があり、HDMIから出力できるのですが、その場合はカード記録不可です。
HDMIからの出力は10bitが選べます。つまりLogで作業したい場合は10bitでやってくださいねということなのでしょう。
HDMIにはタイムコード情報も乗ります。
ATOMOSレコーダーとのREC連動もするようなので、これはますますNINJA V待ちのような感じになってきました。小型のNINJA Vを上に載せるとバランス的にも良いような気がします。
あとは動画用途ではZ 6で充分なのかどうか検証しておきたいのですが、Z 6は発売がかなり先なので、まだデモ機がないようです。
カメラとしては、EVFはとても見やすいし、グリップも握りやすいので好印象です。ただ、今のところズームレンズは1本だけ。レンズが揃うのには何年もかかりますから、Zマウントは将来が楽しみです。こうなったらシネレンズに参入するのはどうでしょう。きっちりピントを送れるフルマニュアルレンズですから、意外と昔からのニコン(スチルカメラ)ファンにも受けるかもしれません! それから、Zマウントだけじゃなくて、同じ設計でマウント部を変更したEマウントも出せば、数が出るのではないでしょうか?