ニコンは9月1日と2日、東京渋谷のベルサール渋谷ファーストにおいて、ニコンファンミーティング2018を開催した。昨年のニコン100周年を記念したファンミーティングに引き続き、ニコンのカメラを愛用しているファンと交流を深めるイベントとして全国7都市(東京、大阪、名古屋、札幌、広島、福岡、仙台)で順次開催される。スケジュールはこちらから。

今年はフルサイズミラーレス一眼Z 7とZ 6が8月に発表され、9月末からZ 7が発売されるとあって、その使用感を確かめたいユーザーが多数来場した。

9月1日の開場直後の様子。新製品のZ 7とZ 6を実際に手に取りたいユーザーが詰めかけ、早くも長蛇の列になった。

そのZ 7とD850(デジタル一眼レフ)のカットモデルを展示。ミラースペースと光学ファインダーがいかに大きなスペースをとっているかが一目瞭然。ニコンZマウントのフランジバックの短さ、Z 7のボディの薄さもよくわかる。また同時に発表されたズームレンズ Z 24-70mm f/4は沈胴式になっており、そのことも含めて、同じセンサーサイズながら、レンズと合わせてこれだけコンパクト化できている。

今後のレンズのラインナップも発表されていて、以下の3本はモックアップが用意されていた。動画ユーザーが気になるのはワイド側の14-30mm /f4で、レンズはかなりコンパクトでジンバルになどに乗せやすそうに見えた。このレンズは来年の発売が予定されている。

動画撮影システムはジンバルのZhiyunのCrane 2、モニター兼レコーダーのATOMOS NINJ V、タスカムのレコーダー内蔵ガンマイクDR-10SGなどと組み合わせて。残念ながら稼動状態ではなく、ケースの中だった。NINJA Vまでのせるとさすがに片手でのオペレートは難しそうだが、サイズ感などは参考になる。

ズームレンズにギアリングを巻きつけ、フォローフォーカスも装着した状態。

発表段階では縦位置グリップやパワーブースターは用意されていなかったが、バッテリーパックのモックアップは展示されていた。

展示順としては逆になるが、入り口を入ったところの正面には、新製品から現行機種のカメラとレンズをずらりと展示。中央にあるのが新製品のZシリーズ。

ステージでは、Zシリーズの企画担当者のプレゼンテーション、Zシリーズで撮影した写真家のステージ、来場者参加型のニコンクイズグランプリ、抽選会、ニコンファンミーティンググッズの販売なども行われていた。

今後の各都市での開催スケジュールはこちらから。