櫻井雅裕のNABレポート〜まとめ


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今回のレポートでお届けできたのは、きっとブースの数で100分の1以下、アイテム数では1000分の1以下といったぐらい限られた量で、その大半はとても紹介しきれなかった。
 日本でも有名なメーカーはほぼすべて出展しているし、一見すると映像業界ではないはずの、GoogleやMicrosoftまで出展している。
 ほかにも、細かなアクセサリーでは興味深い製品も多く展示されているし、面白いものには事欠かない。
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 たとえば、既製品の中継車(収録車)としてのトレーラーなども展示されている。約20畳ほどで約280万円、約12畳で180万円で「標準品」になっているのが面白い。
 内部は部屋分けがされていたり、ラックやモニターパネル、テーブルなどが組みつけられていて、機材だけ取り付ければすぐに使えるというスグレモノである。防音仕様もあり、ミキシングルームやアナウンスブースとしても使える。
 地方であれば自宅の庭先に置いて、電源のみ引き込んで、そのままマイ編集室にするのもアリだ(当然アメリカから日本への輸送費は入っていないが船便ならせいぜい数十万円)。
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 ぜひ今までNABを体験したことがない皆さんにも、来年こそはNABに訪れてほしい。あまりのスケール感と、日本では想像しきれないような面白くて使えそうな山ほどの魅力的な製品に出会えるだろう。
 ラスベガスは全米を代表するエンターテイメントの街。街では各種のショーをはじめとしてジェットコースターなどの絶叫マシーン、スカイダイビング、室内スカイダイビング、砂漠でサンドバギー、レーシングコースでのカーレーシング体験(同乗だけでなく、自分でハンドルを握ることも可能)、飛行機の操縦体験(自分で操縦できる)、実弾射撃、ゴルフ(NAB会場の斜め前もゴルフ場)、4月上旬まではスキー(しかもシーズンでも超すいてる)、女性向けにはエステまで、とても書ききれないほどのレジャーが楽しめる(といいつつも、自分はまだショーとジェットコースターぐらいしかチャレンジしてないのだが)。
 ラスベガスというとカジノというイメージがあるが、もはやそれは古いイメージだ。特に、現在日本から直行便がないラスベガスへ入るためのトランジット地であるサンフランシスコやロサンゼルスもまたアメリカを代表する観光地である。
 NABのみならず、前後延泊してレジャーも楽しんでほしい(NAB前後を外した方が航空券も安いのだ、ちなみに航空券の値段が動くほど日本人がNABを訪れているのにも驚き)。ということで、今回のNAB2009レポートをしめくくりたいと思う。
では、来年は会場で!