5月22日と23日の2日間、秋葉原のUDXにおいて、After NAB 2019が開催された。気になる製品をピックアップする。
メディアエッジブースでは、ATOMOSが4月のNABで発表した製品を中心に展示。注目は7インチのSHOGUNシリーズの最上位であり、5.7K ProRes RAW記録や4K60fps記録に対応したSHOGUN 7。入出力が充実し、HDMIは入出力、SDIは4入力、1出力。7型の液晶パネルのLEDバックライトを細かく制御できるようにして、暗部から明部まできちんと階調が出るようになった。ということもあり、HDR表示としては、Dolby Vision対応になっている。Dolby VisionはガンマカーブとしてはPQカーブを採用しているが、色深度は12bitとより緻密に表現できる規格。
SHOGUN 7の登場に合わせてラインナップは整理され、SHOGUN FLAMEがディスコンになるという。今後おそらく順次このパネル駆動方式に変わっていくのだろうか。
その他の機能としては、HD入力を3G-SDIで4入力までマルチ入力して、4分割画面を見ながら、4入力同時録画し、タップして切り替えたプログラムアウト映像を1系統、記録することもできる。マルチカメラ収録でのモニタリング兼バックアップ用途として便利に使うことができる。
ATOMOS JAPANのページはこちら(ただし5月27日現在、SHOGUN 7の情報は掲載されていない)