株式会社AOI Pro.のグループ会社であるSOOTH株式会社は、動画視聴時のアイトラッキング(視線計測)データから、画面のどの要素に視線が滞在したかを集計して「視線スコア」を提示するソリューション、「視線カウンター」の開発を発表した。
動画が人に与える影響は感覚的で捉えにくいものだが、生体反応データを数値化することによって統計的な分析を実現する。収集したデータを整形・加工することで、さまざまな成果データと突き合わせて解析したり、ターゲット属性別に解析することが可能になる。
▲VR空間で動画を視聴(左)、動画を領域区分して視線の滞在箇所を抽出(右)
アイトラッキングデータ取得には、SOOTHが得意とするVRを活用
視線の動きを細かく捕捉するために、アイトラッキングがしやすいVRを活用。VRは外的刺激の影響を受けにくいため、後述する脳波データの取得にも有効と考えているという。
▲1秒毎に視線を集計し、スコア化する
脳波と視線を掛け合わせた分析も可能
脳波を処理して人の興味関心を可視化・集計した「ニューロスコア」と、「視線スコア」を同じタイムラインに並べることで、人が強く反応したタイミングを抽出し、その画面の「何が」視聴者の興味関心を引いたかを特定することが可能。
▲脳波と視線スコアを掛け合わせる
SOOTH(スース)株式会社
https://www.sooth.co.jp